かいふう

近未来への展望や、如何に。

ある戦争責任。

kaihuuinternet2006-08-09

2発目の原子爆弾、その投下をどうして阻止出来なかったか、自分の長い間の疑問であった。
{新型爆弾}の破壊力と被害地の惨状が、即刻何故大本営、そして皇居に伝達報告に至らなかったのか。これを想う者は、同時に、当時の諸々の条件を想う責任を回避するべきでない、とおもう。
また劇映画で恐縮だが、岡本喜八監督「日本のいちばん長い日」、あれは玉音放送の録音盤争奪の件だが、敵国がキリスト教国といえども、3発目無しの保証はなかった訳であるからして。{八紘一宇}の神国日本は、『然り、然り』の宗教に、その返答の合間の間隙に、戦争相手国の国民と指導者の無意識を、意識しなかったのであろうか。
否、{統帥権}を規定した「明治欽定憲法」、{大元帥}であられる方、彼がご聖断を下す、彼がその被害地の詳細なる情報を把握する前に、すでに敵国の指導者が、61年前のこの日を決めていた、という事だろう。