かいふう

近未来への展望や、如何に。

「信教の自由」たる範囲?

kaihuuinternet2006-08-11

「遺族の同意なしに合祀(ごうし)され、人格権を侵害された」として、日本人や台湾先住民族戦没者遺族9人が11日、靖国神社(東京・九段北)に合祀の取り消しを求める訴訟を大阪地裁に起こした。

原告らは、国が靖国神社に協力する形で合祀が行われているのは違憲として、両者に1人当たり慰謝料100万円の損害賠償も求めている。合祀取り消しを靖国神社に求める訴訟は初めて。

原告は、浄土真宗僧侶の菅原(すがはら)龍憲さん(66)ら日本人8人と、台湾先住民族男性の楊元煌さん(51)。

訴状によると、原告らの父や兄など11人はいずれも第2次大戦で戦死し、靖国神社に合祀された。原告らは個別に合祀取り消しを神社側に求めたが、拒否された。原告側は「遺族に無断で合祀し続けられたことで、故人をどのように追悼し、心に刻むのかを個人として決める権利を著しく侵害されている」と主張。合祀者の名簿「霊爾簿(れいじぼ)」などから11人の氏名を抹消するよう求めている。

また、国が靖国神社戦没者の氏名などの情報を提供してきたことについて「政教分離原則に違反するのは明らかで、肉親が合祀されたことに強い違和感と苦痛を感じている」としている。

靖国神社の合祀を巡っては、韓国人戦没者遺族が国に取り消しを求めた訴訟で、東京地裁が今年5月、「合祀の判断、決定は靖国神社が行っていた」として、請求を棄却している。

靖国神社広報課の話「訴状を見ていないので、コメントは差し控える」(2006年8月11日読売新聞)
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原告側に、仏教宗門の僧侶の方、台湾高砂族の家系の方が居られる。
宗教法人たる靖国神社、内外話題になる中、最近特殊法人化という新たな扱いの案も出てきて、避けて通れない問題です。