ＪＲ東海の松本正之社長は２５日、都内で記者会見し、リニアモーターカーの走行試験をしている「山梨リニア実験線」の延伸計画の投資額が３５５０億円に上ると発表した。
今年度中に着工する。トンネルや車両基地を建設するほか、新車両１４両を導入する。
現在の山梨県都留市―大月市間（１８・４キロ・メートル）を東西にそれぞれ延伸し、同県上野原市―笛吹市間（４２・８キロ・メートル）とする。２０１３年度末から最長１２両編成で走行試験を行う。
現区間では、時速５００キロ・メートルの走行は約３０秒が限界だが、延伸によって約２分に伸びる。地下４０メートル以上の大深度地下を想定した技術的な検討も進め、「実用化に向けた技術を磨く」（松本社長）狙い。（2006年9月25日読売新聞）
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【ベルリン＝三好範英】死者２３人をだしたドイツのリニアモーターカー「トランスラピット」が作業車両と衝突した事故で、地元の検察当局は２４日までの捜査で、事故原因は、リニア車両を遠隔操作する管制官の安全確認が不十分だった人為的ミスによるもの、との見方を強めた。
地元検察報道官によると、押収した運行記録簿に、軌道上に作業車両がまだ残っていることを示す手書きの記載があったという。また、作業車両は全地球測位システム（ＧＰＳ）で軌道上の位置を知らせる仕組みを備えていた。（2006年9月25日読売新聞）
