かいふう

近未来への展望や、如何に。

独裁者に判決は死刑。

kaihuuinternet2006-12-27

【カイロ=長谷川由紀】イラク高等法廷は26日、同国中部ドゥジャイルのイスラムシーア派住民を大量殺害したとして「人道に対する罪」で先月、死刑判決を受けた元大統領サダム・フセイン(69)の上訴審で、一審判決を支持する判断を出した。

裁判は二審制で、これにより同事件でのフセイン死刑判決が確定した。

記者会見した上訴審のシャヒーン裁判長は「30日以内に刑が執行される」と強調しており、年明けにも絞首刑に処せられる可能性が出てきた。

ただ、同法廷の設置規定によると、執行には、正副大統領の署名が必要。フセインは1980年代にクルド人が弾圧された「アンファール作戦」事件でも公判中で、死刑制度に反対の立場のタラバニ大統領(クルド人)は先に署名に否定的な考えを表明しており、執行時期についてはなお不透明な点も残る。

この事件は、1982年に起きたフセイン暗殺未遂事件を受けて、フセインらが住民148人を報復殺害したというもの。一審で法廷は「フセインが殺害、拷問に関与した」と認定、11月5日の判決公判で、フセインと、異父弟で情報機関トップだったバルザン・イブラヒム被告ら計3人に死刑を言い渡していた。

上訴審の判事団は、3人について死刑判決を妥当と判断。また、終身刑判決を受けたタハ・ヤシン・ラマダン元副大統領について「刑が軽すぎる」として差し戻しを決定した。(2006年12月27日読売新聞)
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【ワシントン=貞広貴志】米ホワイトハウスのスタンゼル副報道官は26日、イラクの元大統領フセインの死刑が確定したことについて、「圧政から法治への移行に向けたイラク国民の努力が、重大な節目を迎えた」と意義付け、民主化プロセスの一環として評価した。

大統領が休暇を過ごすテキサス州クローフォードに向かう大統領専用機内で記者団に語った。裁判の公正性には人権団体などから疑問も上がっているが、副報道官は、「サダム・フセインは適切な手続きにのっとり、法律上の権利も享受した」と述べ、裁判の正当性を強調した。(2006年12月27日読売新聞)
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kaihuuinternet『サダムのようで砂防ダムでない。聖徳太子のようで明太子でない。サンタのようで苦労しない。足軽のようで武将でない。それは何かと問われれば、『無精ひげ』』