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防衛相、中央即応集団の発足式典で訓示。

久間防衛相は31日、東京・朝霞駐屯地で行われた陸上自衛隊中央即応集団の発足式典で訓示し、中央即応集団について「即応性や高い機動性を備え、ゲリラ攻撃などの拡大防止や、本来任務となった国際平和協力活動に関して重大な役割を担う」と述べ、新設の意義を強調した。

中央即応集団(山口浄秀司令官、約3200人)は28日、防衛相直轄部隊として発足した。集団内に新設された「国際活動教育隊」は、国連平和維持活動(PKO)参加などの海外派遣に必要な研究や要員の育成を行う。第1空挺(くうてい)団、第1ヘリコプター団、ゲリラ攻撃に対応する特殊作戦群、生物・化学兵器テロに対処する第101特殊武器防護隊などの既存の専門部隊も傘下に置く。

2008年3月末には、海外派遣の先遣隊などを務める中央即応連隊(宇都宮市)が集団内に新編される予定だ。(読売)