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法治国家の行方

中村哲医師、銃撃され、死去。

アフガニスタン人道支援活動を続けるNGO「ペシャワール会」(福岡市)の現地代表、中村哲医師(73)が4日、東部ナンガルハル州を車で移動中に銃撃を受け、死亡した。州当局者によると、一緒にいた同会スタッフの運転手や護衛のアフガン人ら5人も銃撃を受け死亡した。
 同会事務局などによると、現地時間の4日午前7時ごろ、中村医師らは拠点にしている東部の都市ジャララバードを車で出発。約25キロ離れたかんがい用水路の工事現場へ向かう途中で銃撃された。
 中村医師は右胸付近を1発撃たれ、ジャララバードの病院に搬送された。搬送当初は意識があり、首都カブール近郊の病院にヘリで移送される予定だった。AFP通信によると、搬送中にジャララバードの空港で死亡したという。
 大使館で仮の葬儀が営まれたといい、同会メンバーらが現地入りする方向で調整している。
 現地での移動は宿舎と作業現場に限るなど対策を講じていたという。同会関係者は、これまで強盗は時折発生していたが、中村医師から身に危険が及ぶような報告はなかったとしている。
 ペシャワール会の活動をめぐっては2008年、農業支援に取り組んでいたスタッフの伊藤和也さん=当時(31)=がアフガン人運転手と共に武装集団に拉致され、遺体で見つかる事件が起きた。
 同会は事件後に日本人スタッフを引き揚げたが、中村医師は残って活動を継続。先月に一時帰国し、29日に現地へ戻ったばかりだった。(時事 )

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アフガニスタンで日本人医師の中村哲さんが銃撃され、死亡した事件で、政府は5日、外務省職員らで構成する海外緊急展開チーム(ERT)を派遣する方針を固めた。現地入りする中村さんの遺族らの精神的なケアを行う予定だ。 ERTは、海外で日本人がテロ事件や大規模災害に巻き込まれた際に現地に派遣され、対応にあたる。2016年7月のバングラデシュのレストラン襲撃事件や、今年4月のスリランカでの同時爆破テロで派遣された。(読売)

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