かいふう

近未来への展望や、如何に。

社会保険庁の改革.その33。監視等委員会が視察。

社会保険庁の業務を監視する総務省の年金業務・社会保険庁監視等委員会(委員長・葛西敬之JR東海会長)は26日、年金の納付記録などを管理する社会保険業務センターの高井戸庁舎(東京・杉並区)と、三鷹庁舎(東京・三鷹市)を視察した。

葛西委員長は視察後、未統合となっている約5000万件の年金納付記録照合作業について、同センター幹部が「社保庁本庁から指示がなく、作業を始めていない」と説明したことを明らかにした。

そのうえで、「これだけ大きな問題への対応の姿勢として、不自然で怠慢だ」と述べ、不信感をあらわにした。

ただ、年金記録の電子データの照合作業は、ソフト開発に数か月かかり、未入力データの入力方法も決まっていない。このため、現時点で作業が未着手なのは、やむを得ない面もある。

同センターには、国民年金、厚生年金の納付記録などを一元管理する大規模コンピューターが設置されており、全国の社会保険事務所とデータ通信回線で結ばれている。(読売)