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国立社会保障・人口問題研究所が発表。

国立社会保障・人口問題研究所は26日、2005年度の年金、医療、介護などの社会保障給付費が87兆9150億円、国民1人当たりの給付費は68万8100円だったと発表した。

統計を取り始めた1950年度以降、給付費の総額は毎年度、増え続けており今回も過去最高を更新した。ただ、05年度の対前年度の伸び率は2・3%と、過去4番目に低い水準だった。

給付費の伸びが抑制された要因については、〈1〉物価の変動がなく、年金額が据え置かれた〈2〉介護保険法の改正で、施設入所者の食費や居住費が自己負担となった――ことなどが挙げられる。分野別では、年金は前年度比1・7%増の46兆2930億円で、全体の52・7%を占めた。医療は前年度比3・6%増の28兆1094億円で、全体の32%だった。介護は前年度比4・5%増の5兆8795億円。(読売)