かいふう

近未来への展望や、如何に。

「金大中(キム・デジュン)氏拉致事件」から、30年以上経て。

kaihuuinternet2007-10-30

韓国の柳明桓(ユ・ミョンファン)駐日大使は30日、外務省に高村外相を訪ね、韓国政府が1973年の「金大中(キム・デジュン)氏拉致事件」を韓国中央情報部(KCIA、当時)の組織的犯行と断定したことを受け、「遺憾の意」を表明した。

また、「こういう事件は2度とあってはならない」とする同国政府の意向を伝えた。

外相は「『遺憾の意』は陳謝と再発防止の確約と受け取る」と述べ、日本政府として今後、事件を外交問題として取り上げることはないとの考えを伝えた。

ただ、日本の警察による事件の捜査継続に関しては「捜査をどうするかは捜査当局の判断だ」として、今回の外交決着と切り離す立場を示した。

韓国政府の「過去事件の真相究明委員会」の報告書では、日本政府の責任を巡り「事件の隠ぺいに関与した」などと指摘している。この点について外相が「韓国政府の意見ではないですね」とただしたのに対し、柳大使は「私としてはそう思う」と応じた。

柳大使は10月24日に木村仁外務副大臣と面会した際は、報告書の内容が韓国政府の見解だと伝える一方、事件については陳謝しなかった。

韓国政府の立場が正式に伝えられたことを受け、福田首相首相官邸で記者団に「これ以上(韓国政府への)追及は考えなくてもいいのではないか。これから日韓関係をどうしていくか一生懸命考えるべきだ」と語った。(読売)
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立命館大名誉博士号贈呈式のため来日中の金大中・前韓国大統領は30日、京都市内で記者会見し、「金大中拉致事件」を韓国中央情報部の組織的犯行と断定した韓国政府の報告書について、「朴正煕・元大統領の死亡(1979年)後、事件を実行した中央情報部の部長が訪ねてきて、『朴大統領から指示を受けた』と話した」と明らかにした。

金氏は「日本は主権を侵害され、私を保護すべき義務を放棄した」と日本政府の対応を批判するとともに、報告書の内容への不満を示した。24日の報告書公表後、金氏が公の場で報告書に言及したのは初めて。

また、日本の警察当局の事情聴取要請を断ったことを明らかにした上で、「日本側が本当に進展させる気があるなら、いつでも、どこでも、証人として日本の警察を支援する」と述べた。(読売)
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当時、自分も若かったですから、記憶では、和田春樹さんとか青地震(シン・冠に日がつく)さんとかが先導され、『金大中を殺すな!』とデモに参加し、どこだったか、大使館らしき前で全員でシュプレヒコールを上げたり、また年末キャンドルを手に、某キリスト教系団体の本部敷地内ホールでの会合後、JR某駅まで行進しました。
今では、皆さん年取り、右往左往するのも止めて、それぞれが当時と同じ路線でいるとは限りません。
アジアの危機感を感じ、若さで参加したのですが、30年以上経て、事件の表面的事実から、真実が露見し、公表されると、白けますね。隣国の半島人たちが、政敵を倒さんと、この国まで巻きぞいにしてるだけの話か、ってなります。
今回の報道も、来る韓国大統領選がらみのネガティブキャンペーンの含みもあるのでしょう。
あれから、金大中大統領が実現し、家族に得意になって、そのデモに参加した意義を吹聴しましたが、近年南北首脳会談にノーベル賞受賞も絡んでの金が動いたなどの醜聞が流れ、更にその側近の自死と続くと、その半島から引いちゃいますね。距離置いて見てしまう訳です。
横田めぐみさんら拉致事件も、同じ拉致というので、無関心で居られなくなったのですが、金大中氏が在任中であれ、その後でも、太陽政策は知らされても、自国の拉致被害者に対してどうのこうのの話は聞かない。
ましてや、日本人拉致被害者については。
若い人が、アジアという名目に釣られて、しなくていい苦労、無駄な寄り道はせぬよう、くれぐれもお願いします。

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共同訳の[聖書]が何時から市販されたか、知らぬが、最近では新共同訳も出回っているんでしょう。
光州事件などから、その大統領が、共同訳ならば、どちらかは察しがつくのだけれど、近年カトリックでも左派右派があるそうですから、大陸々続きの半島内にあるカトリックの動向と、バチカンがある半島内にある動向と、多少なりとも、地政学的影響があるとして、違いが生じるかも、は部外者の意見です。