該当者がわからない約5000万件の年金記録の持ち主を捜すため、過去の加入記録を通知する「ねんきん特別便」の発送が17日に始まったことを受け、社会保険庁が同日に設置した相談電話に問い合わせが殺到している。19日までに延べ1万6298件の電話があったが、6・5%には回線がいっぱいで応答できなかった。同庁は現行の350回線から、来年3月までに1200〜1400回線に増設して対応する方針。
同庁は全国4か所にコールセンターを設けて対応している。「ねんきん特別便専用ダイヤル」の番号は0570・058・555(IP電話、PHSからは03・6700・1144)。
これまでのところ「特別便はいつ届くか」との問い合わせが多く、「特別便が届いたがどうすればいいか」といった質問も相次いでいる。(読売)