かいふう

近未来への展望や、如何に。

それ、デモエピ?「Opera」、と「Firefox」。

Mozilla Japanは2008年6月17日,米国時間の同日に公開するWebブラウザの新版「Mozilla Firefox 3」の発表会を開催。新機能や機能強化ポイントを紹介し,今後の活動方針などを解説した。Firefox 3ではパフォーマンス,使い勝手,セキュリティ,標準への準拠,表現などの多方面で,機能追加や機能強化を図っている。

瀧田佐登子代表理事はあいさつのあと,今後のMozilla Japanのミッションを“ユーザーの声をうまくエンジニアに伝えること”,“オープンソースMozillaの技術を,日本がグローバルなものづくりをする際のベースとして使ってもらうためのポジションを築くこと”と説明した。ものづくりに関しての一例としてMozillaが今年のキーワードにしているモバイルを挙げ,課題を克服し良い技術を製品に盛り込んでもらうため,開発プロジェクトへの架け橋をすることがMozilla Japanの役割であるとした。

技術部の中野雅之氏は,Firefox 2からの最も大きな変更として新機能の「スマートロケーションバー」を挙げ,ロケーションバーに入力したキーワードを基に,履歴とブックマークから過去に訪問したページのURLを検索する様子を披露。併せて,ブックマーク作業を簡単にする「ワンクリックブックマーク」や各動作OSに合わせて変更したデザイン,EVSSLもサポートするSSL対応サイトの情報表示,機能追加をしやすくしたアドオンマネージャといった新機能や機能強化ポイントを紹介した。Firefox 3ではJavaScriptエンジンを高速化。使用メモリー量の削減にも取り組み,抜本的な改善を図った。Firefox 2からの修正は1万5000件以上にのぼる。

Mozilla Japanのミッションを具体化したのが,NTTと三菱電機が2000年に共同開発した国産暗号化技術「Camellia」のFirefox 3への搭載。Camelliaは2001年4月から基本特許の無償許諾を実施,2006年からはオープンソースとしてエンジンを提供するなどの活動を展開してきた。発表会に出席したNTT情報流通プラットフォーム研究所の神田雅透氏は,「2006年9月にはOpenSSLに搭載されてサーバー側で使えるようになった。今回Mozilla Japanの支援などがあって昨秋採用が決まり,CamelliaでSSL通信ができることになった。日本の技術がFirefoxをランチャにしてオープンソース・コミュニティに受け入れられたことをうれしく思う」などとあいさつした。

また発表会には,プログラマのあかつかだいすけ氏が出席し,Firefox 3のダウンロード状況を伝えるプロジェクトについて説明した。
(山崎 洋一=日経コミュニケーション)  [2008/06/17]
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Mozilla Foundationは6月18日、Firefox 3が公開後24時間で830万件以上ダウンロードされたと発表した。Mozilla FoundationのCEO ジョン・リリー(John Lilly)氏のブログによると、日本からのダウンロードは40万件で世界で3番目に多かった。

リリー氏によると、Firefox 3は最初の24時間で200の国からダウンロードされ、すでに4%の市場シェアを獲得しているという。
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数日前から、騒がしい。「Firefox 3」という名のブラウザ。全世界各国に、ギネスだかを意識したのか、新記録のダウンロードに参加を、呼びかけている。
もう卒業間近?の自分には、なにやら熱気が感じられる。
こっちは、「Opera」有料で参加して、それが10周年記念で無料化されて、コケて、
OS抱き合わせのブラウザと、「Opera」の、ムサシよりか、
どうしてもコジロウだから、最近は諦念で、ひとつしかの気力しかない。
それで、今回、国産暗号化技術による、数段の進化、それが「Firefox 3」らしい。
そういえば、国産といえば、IEMozillaのエンジンを切り換えられる「Lunascape 4.0」もそうだな。タブ型ブラウザという。
とうとう、出揃ったと言う訳か。次世代の若者たちか。