かいふう

近未来への展望や、如何に。

「グラウンド・ゼロ」から、8年/裁かれる日が来た/米国、「国民皆保険」へ/「ディスカバリー」、打ち上げ成功/「被爆マリア像」が、初渡米/米露、「新START」条約に署名/ポーランド大統領機墜落、全員死亡/NPT再検討会議、最終文書を全会一致/裁かれる日が来た2/クラスター爆弾禁止条約発効/カトリック教会と英国国教会、初公式会談/東西ドイツ統一20周年/10年目、「9.11」首謀者死す/マイクロソフトの独禁法裁判、終了/サンフランシスコ講和条約から60年/北アフリカ三国、独裁者倒さる/世界の人口が、70億人

【ニューヨーク=吉形祐司】米同時テロから8年を迎えた11日、犠牲者の追悼式典がニューヨークの世界貿易センタービル跡地「グラウンド・ゼロ」に近いズコッティ公園で行われた。

オバマ政権下で初めての追悼式典で、今年から9月11日は奉仕と追悼のための国民の日と定められた。

式典には、バイデン副大統領やニューヨーク市マイケル・ブルームバーグ市長、犠牲者の遺族やテロ直後に救援のため現場に駆けつけた消防士、ボランティアたちが参加。参列者は、乗っ取り機2機が世界貿易センタービルに突入した瞬間と、2棟のビルが崩壊した時刻の計4回黙とう。2752人の犠牲者の名前が読み上げられるなか、遺族が跡地に献花した。

犠牲者の名前には、ビルが崩壊した後、有毒物質を含んだ粉じんを吸い、昨年亡くなった男性が今年新たに加えられた。(読売)
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【ワシントン=小川聡】米同時テロから8年となる11日、就任後初めて「9・11」を迎えたオバマ米大統領は、乗っ取られた航空機が突っ込み、180人余りが犠牲になった国防総省の追悼公園で行われた政府主催の追悼式典に出席し、遺族とともに献花した。

大統領はあいさつで、「この日の真の精神を確認したい。それは破壊の欲望でなく、守り、奉仕し、築き上げる力だ」と国民に呼びかけ、「(国際テロ組織)アル・カーイダと過激派の追跡で、ひるむことは決してない」と述べ、アフガニスタンでテロ掃討を遂行する決意を改めて示した。(読売)
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アフガニスタン、およびイラクでの米軍兵士犠牲者が5100人と、ニュースは伝える。
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【ニューヨーク=吉形祐司】オバマ米政権が、キューバグアンタナモ海軍基地内のテロ容疑者5人をニューヨークに移送して刑事裁判を開くと決めたことに抗議する初の本格的集会が5日、ニューヨークの連邦裁判所前で開かれた。

「あの裁判所で戦犯を裁くというのよ。そんなことは、絶対にさせない!」

2001年の同時テロで兄を亡くしたデブラ・バーリンゲームさん(55)は雨が降りしきる中、集まった数百人を前に絶叫した。「テロリストたちは遺族に苦痛を強い、私たちの祖国を罵倒(ばとう)するために裁判所を利用するに違いない」

テロ容疑者移送が11月13日に発表されて以来、同時テロの現場ニューヨークでのテロ裁判が「是か非か」の論争は後を絶たない。

11月下旬発表の全国世論調査では、テロ容疑者は軍事法廷で裁くべきだとしてニューヨークでの刑事裁判には反対の人が59%を占め、賛成(36%)を上回った。

裁判所の隣のマンションに住むジェニー・チェンさん(60)は、「テロの標的になるわ。私たちの生活は破壊されてしまう。(裁判は)絶対に反対」と気勢を上げていた。(2009年12月読売)
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【ワシントン=黒瀬悦成】米下院は21日夜、オバマ大統領が内政上の最重要懸案に掲げていた医療保険制度改革法案を賛成219、反対212の賛成多数で可決した。大統領が近く署名し成立する。法案は、医療保険への加入義務化をうたっており、先進国で唯一、「国民皆保険」制度がなかった米医療保険システムの歴史的な大変革となる。

法案は、上院が昨年12月に可決したもので、〈1〉国民の保険加入を義務化〈2〉安価な保険提供に向け「保険取引所」を創設〈3〉保険会社が既往症を理由に加入を拒否することを禁止――などが主な内容。この日の下院審議では、同法案に加え、中低所得層への保険料負担軽減策などを盛り込んだ修正案も可決した。修正案が週内にも上院で可決されるのを待って、大統領が署名する。

アジアなど歴訪を延期して法案可決を働きかけてきた大統領は21日深夜、ホワイトハウスで声明を発表し、「これは米国民の勝利、良識の勝利。これこそが改革だ」と述べた。

法案は、最大の焦点だった公的医療保険制度の導入は見送る一方、低所得者層向け公的保険(メディケイド)の対象拡大、中低所得者層への減税などによって国民の大半が保険に加入できる措置を講じた。

米議会予算局の試算では、修正案を含む改革が実現すれば、今後10年間で3200万人が新たに保険に加入し、加入率は現在の83%から95%に上昇する。一方、今後10年間に必要な改革費用は約9400億ドル(約85兆円)に上り、財源には民間の高額保険に加入している世帯への課税や、高齢者向け公的保険(メディケア)支出の削減などを充てる。

米国では政府による医療保険の管理に抵抗が強く、歴代政権が「皆保険」を目指しながら挫折した経緯がある。各種世論調査によると、国民の半数が今回の改革に反対しており、11月の中間選挙に向け国論を二分した論議が続く見込みだ。(2010年3月22日読売)

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これは確か、民主党が政権を奪取する前から、すなわち、選挙の目玉商品みたいに、おもっていたが、それが実現する、ということであろう。
オバマ大統領就任で、驚嘆したが、忘れていた、この法案。
これで、二度びっくり。
他国のことだからね。でも、なんか、感覚でわかる。すごい事だと、おもう。
まさに、歴史的出来事であろう。
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ケネディ宇宙センター(米フロリダ州)=山田哲朗、吉田典之】米航空宇宙局(NASA)は米東部時間5日午前6時21分(日本時間午後7時21分)、山崎直子さん(39)ら飛行士7人を乗せたスペースシャトルディスカバリー」(アラン・ポインデクスター船長)を、ケネディ宇宙センターから打ち上げた。

シャトルは予定通りの軌道に入り、打ち上げは成功した。

シャトルは年内に退役の予定で、山崎さんが日本人最後の搭乗となる。野口聡一さん(44)が長期滞在中の国際宇宙ステーション(ISS)に向かい、初めて日本人2人が宇宙で出会う。

山崎さんは、飛行士に採用されてから11年での初飛行。日本人のシャトル搭乗は7人目、女性では向井千秋さん(57)に次ぎ2人目となる。今回の乗組員は3人が女性で、ISSに滞在中の女性1人とあわせ、宇宙で女性4人が同時に滞在する初の機会となる。

NASAは今回を含め残り4回のシャトル飛行で、できるだけ多くの物資をISSに運び込む計画だ。山崎さんは「ロードマスター」(物資移送責任者)として、実験装置など6トン以上の物資の搬入、機器の設置などを管理する。飛行は13日間で、18日に帰還する予定。

シャトル退役後、2011年春からISSに長期滞在する古川聡さん(46)ら日本人飛行士は、ロシアの宇宙船ソユーズで往復する。(2010年4月5日読売)

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山崎直子さんが、地球帰還後の、母校訪問の講演で、「努力するのを楽しむ」という後輩への発言は、残りました。
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長崎原爆で被爆した旧浦上天主堂長崎市)のがれきの中から見つかった「被爆マリア像」が、初めて米国に渡ることになった。5月にニューヨークの国連本部で開かれる核拡散防止条約(NPT)再検討会議に合わせ、同月2日、ニューヨークのセントパトリック教会で行われるミサで祈りをささげられる予定。

像は今月20〜30日、世界平和に向けた巡礼が行われるスペインなどに持ち込まれ、その後、カトリック長崎大司教区の高見三明大司教(64)が直接、ニューヨークに持参するという。高見大司教は5月6日まで現地に滞在する。

像は原爆投下2か月後、爆心地の北東約500メートルの旧浦上天主堂で、頭部だけが見つかった。高さ26センチで、被爆の影響で目は空洞となり、右ほおが焦げている。

高見大司教は「像は原爆の恐ろしさを生々しく表している。被爆の実相が知られていないアメリカでその真実を伝えたい」と話している。(2010年4月6日読売)

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ひとり訪ねた折、新浦上天主堂の入り口付近、庭内に見掛けたのは、聖ヨハネだったかの、やはり焦げた石の立像であった、と記憶する。
堂内、ボランティアらしき男の信者さんから、案内説明を受けた。
広い天主堂内ゆえ、かつ最後部での案内。とても、「被爆マリア像」の所在場所など特定できないし、それを目当ての訪問ではない。
しかし、カトリック教会特有の、日差しに映える前方祭壇のステンドグラスの色々が印象に残った。
今春、この天主堂を背景の花咲く桜を、拉致のブルーリボンのバナーを載せている、某ブログで写真で見た。
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【ローマ=松浦一樹】高見三明・カトリック長崎大司教ら平和を祈る巡礼団が21日、長崎に投下された原爆で焼け焦げた「被爆マリア像」を携え、バチカンのサンピエトロ広場でローマ法王ベネディクト16世の一般謁見(えっけん)に参列した。

高見大司教が「平和巡礼の一行と被爆マリア像を持って参りました」と説明すると、法王は十字を切ってマリア像を祝福した。

大司教一行はこの後、スペイン・ゲルニカで、ドイツ軍による空爆犠牲者を追悼する式典などに出席する。大司教は、5月3日から核拡散防止条約(NPT)再検討会議が開かれる米ニューヨークも訪れ、潘基文(パンギムン)・国連事務総長と面会して核廃絶を訴える。(2010年4月22日読売)
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プラハ=黒瀬悦成、山口香子】オバマ米大統領とロシアのメドベージェフ大統領は8日、プラハで第1次戦略兵器削減条約(START1)の後継となる「新START」条約に署名した。

全世界の核兵器の95%を保有する米露による新条約の署名は、オバマ大統領が提唱する「核兵器なき世界」の実現に向けた、初の具体的な一歩となる。

新条約は、米露の戦略核弾頭配備数の上限をそれぞれ現行の2200から1550に制限。また、核弾頭の運搬手段である大陸間弾道弾(ICBM)と潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)、戦略爆撃機に関し、配備数の上限を700とする。

また、予備役に編入されたミサイルや爆撃機を含む運搬手段の全体の保有数の上限を800とする。条約の有効期間は10年で、批准後7年をかけて条約内容を履行する。

条約はまた、冷戦終結後の米露の核軍縮条約としては初めて、戦略兵器削減の検証体制を盛り込んだ。

署名式は、昨年4月5日にオバマ大統領が演説で「核なき世界」を訴えたプラハ城で行われた。オバマ大統領は署名式後の共同記者会見で、「両国関係の発展だけでなく、世界の核不拡散の一里塚となる」と述べ、条約の意義を強調した。メドベージェフ大統領も、「米露が核削減で指導力を発揮することは、世界に手本を示すことになる」と述べた。

一方、焦点となっていた、米国が欧州への配備を進めているミサイル防衛(MD)計画に関し、メドベージェフ大統領は、米露間で「合意できない部分が残っている」と明らかにし、「米国が妥協に踏み切ることを期待する」と述べた。オバマ大統領は今後、米露の間で「真剣な対話を始める」として、この問題で協議を継続することを明らかにした。(2010年4月8日読売)

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米露両首脳による新戦略兵器削減条約への署名が実現した8日、被爆地・長崎と広島の関係者からは核廃絶に向けた期待の声が上がった。

長崎に原爆が投下された日に合わせ、毎月9日に長崎市平和公園核廃絶を訴える座り込みを続けている被爆者の山川剛さん(73)は「満足がいくほどの前進とは言えないが、明るい兆しとして受け止めたい。ただ、被爆者の立場からすれば削減数は物足りず、ここで歩みを止めないでほしい」と力を込めた。

長崎原爆で被爆し、「長崎の証言の会」事務局長を務める森口貢さん(73)は「オバマ大統領だから削減が実現したのだろう。前進したことは喜ばしいが、被爆者が求め続けているのは、あくまでも核兵器廃絶。削減することに時間がかかり、廃絶そのものの達成が遠のくことは心配だ」と述べた。

広島市秋葉忠利市長は8日、「『核兵器のない世界』の実現に向け、大きな弾みになる。他の核保有国や核保有を願望する国も両国にならい、核兵器廃絶への積極的な取り組みを進めるよう期待する」とのコメントを発表した。

広島県原爆被害者団体協議会の坪井直(すなお)理事長(84)も「核兵器廃絶に向けた前進であり、喜ばしい。だが、私たちが目指すのは核軍縮ではない。調印を契機に核廃絶へのスピードを上げてほしい」と訴えた。(2010年4月8日読売)

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手元に、先日もらってきた、記入用紙がある。
「アピール:核兵器のない世界を
 2010年核不拡散条約(NTP) 再検討会議にむけて」
取扱団体は、原水爆禁止某市協議会です。この地方自治体は、その市庁舎入り口に、先の平成大合併以前から、「非核宣言都市」の看板を立てていたが、調べたら、初代市長が、被爆当時軍医ということで、了解した。
広島であるならば、先代江戸屋猫八師匠が述懐した、当時宇品港に所属の部隊やも知れぬ。

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この署名用紙とは別にもう一枚、机上に記入用紙があるのを見た。
でも、それは、{憲法改正}反対のそれ、であって、周知のごとく、その呼び掛け人の中には、「飼育」、「死者の驕り」のノーベル賞作家もいるし、「父と暮らせば」の劇作家もいる。
こちらは、持ち帰らなかった。

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後日、この用紙の配布場所で、パネル展示があり、数十分掛けて、それらを観た。
佐々木禎子さんの全身の写真もある。あの、千羽鶴被爆少女である。十代半ばの白血病死の本人であって、その正面の顔は、来るべき近い日の運命をもはや諦念の表情眼差しを向けている。
その日亡くなった数ある幼児たちの、一人ひとりの顔々に、老眼鏡を取り出して、見入る。
どんな職業に就いて、どんなにかタレントを発揮したであろう。生きておれば。
鉄谷姉弟もいる。折免滋さんの焦げた弁当箱もある。
老人の悔恨である。もはや、孫ほどの彼らに、言い訳で無い何をかいわんや。無為徒食をどう答えようか。未だ詫びるな、か。
あどけない無垢な彼らの答えは、遅くない、だろう。

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先日、NHK教育で、ハーバードの教授を招いたんでしょうね。東大で、かの安田講堂で、「白熱トーク」なる公開討論会がありました。一回目は、「イチロー」の稼ぐ金と、米大統領、そして教師のそれ、比較して、学生に問う形式です。その回は半分しか聴きませんでしたが、二回目は偶然か、テレビのある居間にいたので、大型画面で視聴しました。この回のテーマは、戦争の責任とそれに対する次世代等の対応、でしたか。この教授、1930年代から、口火を切り、異なる意見の若い学徒たちに、指名して、それぞれの意見にその主義を見出し、相違を指摘してました。まさに、そのことが、教育の過程で、彼の仕事であり、彼の生業でもあるのですが。
と、その立ち上がって答えたひとりの生徒。これもあらかじめ選んだ若者ではないだろうけれど、彼は広島出身を述べて、一瞬暗い表情を見せていました。被爆三世、というのに該当する年齢ですね。その会場には、回答者含めて、東洋人、西洋人。大陸出身、半島からの在日、実に様々の学生の若者が集まっていて、あの安田攻防戦のニュース映画モノクロの観客世代からは、その構内もはじめて散見できて、よかったです。
演劇というか、見世物からか、そういう形式のものは、やはり、過程そのもので、それを共有して、対価も出来たら貰うものなんでしょう。サーピス精神も旺盛でないと、対価を払わされる場合の観客は、満足しない。
芸術という名目賃金が、どのように、なら分配されるか、定かではない。たとえば、俳優の力作も、監督の凡作、という同一作品も出るかも知れぬ。そのあたりが、詩とか、俳句との、相違でしょうか。

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【ワシントン=黒瀬悦成】米ホワイトハウスによると、オバマ大統領とロシアのメドベージェフ大統領は23日、電話で会談し、米上院による新戦略兵器削減条約(新START)の批准承認について「米露関係にとり歴史的な出来事である」との認識で一致した。

会談でメドベージェフ大統領は、批准承認に祝意を表明した。オバマ大統領は、米露首脳が新STARTやアフガニスタン情勢、対イラン制裁などに協力して取り組み、この1年で「極めて生産的」な成果を上げることができたと指摘。両首脳は、来年も緊密な協力関係を維持することを確認し合った。(2010年12月24日読売)


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スモレンスク(ロシア西部)=貞広貴志】ロシア西部スモレンスクで10日午前11時(日本時間同日午後4時)ごろ、ポーランドレフ・カチンスキ大統領(60)ら97人を乗せた政府専用機Tu―154が着陸直前に墜落し、大統領を含む乗客乗員の全員が死亡した。

インターファクス通信によると、スモレンスク空港は当時、濃霧で閉鎖されており、管制官は機長にモスクワなど別の空港に着陸するよう指示していた。操縦ミスが原因との見方が強い。(2010年4月11日読売)

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半世紀近く前、当時ハイティーンだった時、リーダーズ・ダイジェストの別冊購入した「第二次世界大戦秘話」という分厚いハードカバーの本に、「カチンの森虐殺事件」の項目があり、未だ米ソ冷戦時代故、霧に包まれた難事件であった。
そして、ベルリンの壁崩壊、更にソ連邦崩壊。
そして、旧ソ連が関与を認め、近年謝罪した。
そのカチンの森事件の、慰霊の旅の、途中の事故である。
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【ニューヨーク=吉形祐司】国連本部で開かれていた核拡散防止条約(NPT)再検討会議は28日午後(日本時間29日朝)、核軍縮・核不拡散のための64の行動計画を明記した最終文書を全会一致で採択して閉幕した。

具体的な措置を盛り込んだ最終文書の採択は10年ぶり。オバマ米大統領が提唱する「核兵器のない世界」実現の柱となるNPT体制強化に向けて一定の道筋が示せた形だ。

最終文書は28ページで「議長総括」と「行動計画」、「中東などの地域問題」で構成されている。

行動計画は、「核兵器のない平和で安全な世界」の実現を目標に掲げ、核軍縮をめぐって、核兵器国による「核廃絶の明確な約束」を再確認するとともに、「逆戻りせず、検証可能かつ透明な」方法で核軍縮を進める決意を明記した。安全保障における核兵器の役割を減らすことも打ち出し、核兵器国に2014年の再検討会議準備委員会までに状況を報告するよう求めた。

途中の草案にあった核軍縮協議の目標年や、核廃絶への行程表は削除された。

会議終盤で最大の焦点となった中東非核化構想をめぐっては最終日に決着。国連事務総長と米英露の3か国が12年に中東非核化実現へ向けた会議を招集することを明記した。NPT未加盟で事実上の核兵器国、イスラエルの参加を念頭に、会議には「すべての中東諸国が参加する」とした。

最終文書では、また、北朝鮮の06年と09年の核実験について、「可能な限り強い表現で非難する」との文言が入った。また、北朝鮮のNPT復帰を促し、6か国協議の合意に従って非核化に取り組むことを求めた。

国際原子力機関IAEA)が未申告核施設を抜き打ち的に査察できる追加議定書締結の「奨励」も盛り込まれた。

日本代表団の須田明夫軍縮大使は記者会見で、「大きな成果をあげることができた」と評価した。(2010年5月29日読売)
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プノンペン=深沢淳一】1970年代のカンボジアで大量虐殺に関与した旧ポル・ポト派幹部を裁くため、当地に設置された特別法廷は、26日、人道に対する罪などに問われた収容施設「ツールスレン尋問センター」元所長のカン・ケ・イウ被告(67)に対し、禁固35年(求刑同40年)の判決を言い渡した。

ポト派幹部への判決は初めて。

被告は、プノンペンにあった同センターで収容者への拷問を指揮し、子供、女性を含む約1万6000人を死亡させたとして、戦争犯罪、殺人、拷問の罪でも起訴されていた。裁判では、人道に対する罪、拷問罪などが認定された。

昨年2月の初公判以来、被告は「どのような罪も受け入れる」と反省の態度を示していたが、昨年11月の最終弁論で一転して「すでに10年以上にわたって拘束されている」などと主張し、釈放を要求。法廷は、被告のこれまでの収監期間を考慮して、今後の実際の禁固期間は「19年」とした。

法廷は、カンボジア政府が運営し、国連などが支援している。裁判は2審制で、最高刑は終身刑。被告、検察とも上級裁に上告する権利がある。ほかにポト派ナンバー2のヌオン・チア元人民代表議会議長ら元幹部4人が身柄を拘束されており、9月に捜査判事が起訴の是非を判断する予定だ。

ポル・ポト派カンボジア内戦(1970〜75年)でポル・ポト元首相が率いた武装組織。75年に親米政権を打倒して政権を樹立。過激な共産主義政策を進め、都市住民を農村へ移住させて強制労働を課し、大量の餓死者を出したほか、旧政府関係者や知識人らを虐殺した。犠牲者は推定170万人。ベトナム軍侵攻で79年に政権が崩壊した後はゲリラ活動を展開した。98年にポル・ポト元首相が死去、同派は99年に消滅した。(2010年7月26日読売)

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中田厚仁さんを思い出した。
カンボジア内戦無かりせば、後年の彼の銃撃死も無かったかも知れぬ。
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【ニューヨーク=吉形祐司】不発弾によって多数の民間人犠牲者を出しているクラスター(集束)爆弾の使用、開発、製造、保有、移転を禁止する条約が米東部時間8月1日午前0時(日本時間同日午後1時)に発効する。

日本を含む批准国は、8年以内に保有する爆弾を全面廃棄することが義務づけられる。同爆弾を製造してきたとされる34か国のうち、米国、中国、ロシアなど19か国は未署名で、今後はこうした諸国の条約加盟促進が課題となる。

この爆弾の禁止を求める声は、市民団体を中心に世界で高まり、民間が主導する形で08年に条約が採択された。今年2月、批准国が条約発効に必要な30か国に達した。国連によると、7月30日現在の署名国は108、批准国は38に上っている。日本は08年に署名、09年に批准した。

未署名国には、主要製造国のほか、イスラエルとイラン、韓国と北朝鮮、インドとパキスタンなど緊張状態に置かれた国も多い。(2010年8月1日読売)
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グラスゴー(英北部)=大内佐紀】ローマ法王ベネディクト16世は16日、英国公式訪問のため北部スコットランド地方のエディンバラに到着、ホリールードハウス宮殿でエリザベス英女王と会談した。

法王の英国公式訪問も、英国国教会の頂点に立つ女王(国王)との公式会談も、カトリック教会に反発したヘンリー8世が1534年に英国国教会を創設して以来、初めてという歴史的な出来事となった。

会談後、女王は「我々に共通するキリスト教を世界平和に役立てましょう」と歓迎スピーチを行い、法王も英語で「英国の公平、正直といった価値観は人類に大きく貢献している」と応じ、両教会の和解を強く印象付けた。

前法王ヨハネ・パウロ2世が1982年、英国を訪れたときは「非公式」の扱いだったが、今回は国家元首である女王の公式の招待による訪問で、19日まで滞在する。英メディアは数週間前から法王特集を組むなど関心は高い(2010年9月16日読売)

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名監督フレッド・ジンネマンの「わが命つきるとも」で名優ポール・スコフィールドが演じたトーマス・モア。「ユートピア」の著作者も、時の権力者の婚姻問題に触れて、信念を曲げなかった。
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【ベルリン=三好範英】東西ドイツ統一20周年を祝う記念式典が、北部ブレーメンでの式典に続いて、3日夕、首都ベルリンの連邦議会議事堂前広場でも行われた。

統一実現の立役者となったヘルムート・コール元首相(80)が車いすに乗って、出席した。ラマート連邦議会議長が演説で、コール氏の功績をたたえた。(2010年10月4日読売)

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自分の生きてる内は、起こらないだろう出来事が、なって、驚くことがある。
旧ソ連の解体。
東西ベルリンの壁崩壊。それは、東西ドイツ統一。
そして、アメリカ大統領の黒人系の誕生。
それら、歴史的節目には、その役割を担った人物が登場する。
当時アメリカ大統領レーガンと、ゴルバチョフ大統領。彼らのレイキャビク会談は、東西冷戦の頂上の手に汗握る駆け引きだったろう。
東欧では、後ポーランド大統領ワレサの出現。
カトリックの目に見えない支援もあったに相違ない。
当時コール首相の判断も、今ではEU共同体で、通貨をも同じくした。
現ロシア大統領も、復興なったロシア正教会での儀式をテレビ中継で国外にまで流す。
新大陸黒人系大統領は、[聖書]の旧約を身近に引き寄せるに足る、ルーツをもたどる、イメージ支援に、おもえてならない。
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【ニューヨーク=柳沢亨之】国連安全保障理事会は2日、ビンラーディン殺害を「歓迎する」との議長声明を採択した。

潘基文(パンギムン)国連事務総長は、「国際テロの黒幕に裁きが下され、大きな安堵(あんど)の念を覚える」との声明を発表した。(2011年5月3日読売)

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米同時テロの首謀者とされるウサマ・ビンラーディンが米当局によって殺害された。

2001年9月11日の同時テロでは、日本人24人を含む約3000人が死亡した。米国は、ビンラーディンが率いる国際テロ組織アル・カーイダの犯行と断定し、総力を挙げて追跡してきた。

ビンラーディンはアフガニスタンパキスタンの国境地帯に潜んでいると見られていたが、意外にも、隠れ家はパキスタンの首都イスラマバードの近郊にあった。

米国が主導する「テロとの戦い」にとって、首謀者の死は、大きな成果だ。オバマ大統領は「正義が成し遂げられた」と述べた。菅首相も「テロ対策の顕著な前進」を歓迎する談話を出した。

ただ、これでテロが終息するわけではない。殺害に反発して、むしろ報復テロの可能性は高まる恐れがある。

米国はじめ国際社会は、従前にも増して、テロへの警戒を怠ってはならない。日本が自衛隊駐屯地の警備態勢を強化するなどの措置を講じるのは当然だ。

ビンラーディン殺害は、10年近くにわたり行方を追い続けてきた米政権の執念が実ったものだ。大統領の発表に、ホワイトハウスの前に詰めかけた多数の市民が快哉(かいさい)を叫んだのも無理はない。

だが、大統領自身が認めた通り、テロとの戦いは今後も続く。

米国人を殺すことがイスラム教徒の義務だとするビンラーディンの考えを信奉するテロ組織は、北アフリカから東南アジアにまで広がっている。欧米諸国内にも、共鳴者が生まれている。

その死は「殉教」とみなされ、信奉者が増える懸念すらある。

イスラム世界には、「テロとの戦い」を掲げてアフガンやイラクに進攻した米国への、根強い反感がある。ビンラーディン殺害が反米感情をさらに助長させるようなことがあってはなるまい。

アフガンでは、ビンラーディンの影響力が強かった反政府勢力タリバンの動向が注目される。

米国は責任を持って、アフガンとイラクに安定をもたらす必要がある。それが米国への信頼を高めることになろう。

中東・北アフリカでは民主化運動が拡大している。退陣を迫られた強権的指導者の大半は米主導のテロ掃討作戦を支持してきた。

民主化運動の帰趨(きすう)と、ビンラーディン殺害が、今後の「テロとの戦い」にどう影響するのかも、国際社会は見極める必要がある。(2011年5月3日読売・社説)

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このニュースに、誰もが我が目を疑い、あのニューヨークが、と恐怖と不安を共有したことであろう。
それは、現代史の最も身近な大事件であり、その国の当時大統領が涙目を見せた、それも歴代を含めて、あの南北戦争以来の、国難でもあったろう、と思われた。
誰彼の脳裡の片隅に留められて、10年目。
それが決行された。
決行した国の現大統領が声明、「グッド デイ」。
その言葉を、長く記憶に留めよう。
テロが撲滅の為、相応しい、代わり無き言葉だ、と。
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米司法省は5月12日(現地時間)、1998年の同省らによる米Microsoftの提訴で始まった同社の独禁法裁判の終局判決が同日満了したと発表した。これで12年の長きにわたった歴史的な戦いが名実ともに終了したことになる。

同省と米国の19州およびワシントンD.C.が1998年5月に、Microsoftが市場における独占的立場を悪用して競合他社の競争力を削ぎ、消費者の利害を犯したとして提訴した。2000年には連邦地裁でMicrosoftが敗訴し、同社のOS部門とアプリケーション部門の分割命令が出たが、2001年6月に米連邦高裁が判決を差し戻し、同年11月に司法省とMicrosoftの和解が成立した。その後和解案の修正の後、2002年11月に連邦地裁が両者の和解案を承認した。

2002年に和解は成立したが、両者は和解条項に基づいて、定期的に連邦地裁に共同で報告書を提出してきた。今回の満了で、こうした条項が失効する。

司法省は発表文で「Microsoftの裁判とその終局判決の結果、企業の競争は公平で透明性のあるものに変わり、消費者はより多くの選択肢を得られるようになった。和解条項はMicrosoftが米国の企業や消費者を害する行為を繰り返すことを阻止した」としている。(2011年05月13日ITmedia)

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マイクロソフトが、スカイプを買収したのは、グーグル等への対抗処置だろう。
OSやら、ブラウザやら、複数から選択できるのは、ユーザー側には、使用勝手がよくなった訳でしょう。

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IP 電話でも、電話網にインターネットを使用するインターネット電話は、まず電話料金の低コスト化、特に国際電話の低コスト化で脚光を浴びた。

同じインターネット電話サービスを使用していれば、国内電話であろうが国際電話であろうが、無料で通話できる、大変便利なサービスだ。Web カメラを使えば、テレビ電話にもなるし、肉声での通話がいやならテキストチャット機能もある。

現在、インターネット電話として一番知名度があるのは「Skype」だが、数年前には Linux 向けを含めた複数インターネット電話サービスが登場した。その一番のライバルとみなされた「Gizmo Project」は Google に買収され、「Gizmo5」となった。

また、「Skype」自身も、Microsoft による買収が決定している。

GoogleMicrosoft というお決まりの図式に収まりそうだが、インターネット電話に対するユーザーの反応はどうだろうか。

そこで、インターネットコムと goo リサーチでは、「インターネット電話」に関する調査を行ってみた。

調査対象は、全国(一部被災地エリアを除く)10代〜60代以上のインターネットユーザー1,091人。男女比は男性52.7%、女性47.3%、年齢別は10代16.2%、20代18.2%、30代21.4%、40代16.4%、50代15.4%、60代以上12.4%。

全体1,091人のうち、「Skype」を知っていると回答したのは68.1%(743人)。昨年11月の調査から2.7ポイント上昇した。

(2011年6月13日〜6月15日 全国の10代〜60代以上のインターネットユーザー1,091人で、一部被災地エリアを除く)

この743人のうち、「Skype」を利用した経験があるのは45.8%(340人)で、「Skype」を利用した機器としてあげたトップは「ノート PC」(200人)、次いで「デスクトップ」(142人)、「スマートフォン」(70人)となった。

昨年の調査と比較すると、「デスクトップ」と「ノート PC」の順位が逆転、また「スマートフォン」が飛躍的に伸びているのが分かる。

Skype」がより日常的に使われ始めた兆候だろうか。今後の展開が楽しみだ。

(調査協力:goo リサーチ)(2011年6月28日読売)
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【サンフランシスコ=西島太郎】敗戦後の日本が国際社会に復帰することになったサンフランシスコ講和条約と、日米同盟を発足させた日米安全保障条約の調印から60年を迎えた8日、サンフランシスコ市内で記念式典が開かれた。

式典では、「日本は未曽有の大震災に見舞われたが、大震災後の日米協力を通じて、国民は米国の友情と日米同盟という絆を心強く感じている」などとする玄葉外相のメッセージが読み上げられた。

また、クリントン国務長官からも「日米関係は揺るぎない。3月11日以降、前例のない危機に直面している日本国民の強さに、米国民は敬服している」などとする言葉が寄せられた。

会場は、1951年9月8日に日米安保条約が調印された「ゴールデンゲートクラブ」。日米約200人が出席し、茶道裏千家の千玄室前家元が平和と日米友好を願って献茶した。(2011年9月9日読売)

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千玄室氏は、俳優西村晃さんの特攻隊時代の同じ隊で、生き残った二名だ、そうです。
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ブリュッセル=工藤武人】対リビア軍事作戦を指揮する北大西洋条約機構NATO)は28日、大使級理事会を開き、軍事作戦の月内終結を正式決定した。

3月19日に米英仏主導で始まったリビアでの軍事行動は、7か月余で終了することが決まった。

リビアの反カダフィ派組織「国民評議会」がNATOに年末までの作戦継続を求めていた。だが、国連安全保障理事会が27日、リビアでの武力行使を31日で終了させる内容の決議を採択したため、NATO加盟28か国は作戦の終了を決めた。

NATOのラスムセン事務総長は28日、11月以降のリビアへの関与に関し、「NATOは必要性と要請があれば、支援する用意がある」と述べ、協力する分野として、国防や治安組織の改革を挙げた。(2011年10月29日読売)

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北アフリカ、地中海沿岸の隣接三国、相次いで、独裁者が倒された。
民主化なった。喜ぶ。大いに喜ぶ。
取り分け、リビアの独裁者の死。かって、国際路線の旅客機の墜落事故への関与の疑い。
そして、今回、とうとう、同国民衆数千人を弾圧殺害に至っては、当然の報い。
その間40数年の圧制、憲法がなかったんだと。
リビア国民に祝福を。独裁者の死に、感謝。
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【ニューヨーク=柳沢亨之】国連の推計によると、世界の人口が31日、70億人に達する。

人口の爆発的増加はサハラ以南のアフリカで特に顕著で、国連人口基金の「世界人口白書」は、人口増と貧困の悪循環からの脱却を求めている。白書は中東の民衆蜂起「アラブの春」の背景として、増加する若者の失業問題も指摘し、解決を促している。

国連によると、サハラ以南のアフリカの人口は2000年の6億6912万人から昨年は27・9%増の8億5632万人となり、50年には19億6010万人と倍以上になる見込みだ。サハラ以南では避妊普及率は08年時点で22%と遅れており、15年時点でも人口の約36%が日収1ドル未満の極貧層にとどまる見通しだ。

ただ、白書は、人口70億人を「大きな機会」とも評価している。労働力人口の増加は、所得や貯蓄の増加を通じて途上国の経済成長を生む可能性があるためだ。「人口配当」と呼ばれる発想で、中国やインドの急成長を導いた要因とされる。しかし、それも雇用確保が大前提だ。白書は「アラブの春」が起きた理由として、アラブ地域で23・4%に上る深刻な若年失業率を挙げ、雇用政策の改善を求めている。(2011年10月30日読売)

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『ファッション 布教よしなよ 牛丼 』 豆人
本年、大震災前、カーボーイ・ハットの若いのが、ミッションで、戸口にいた。
その教会は、40年以上前にも、チラシで知っていたので、云わば老舗、と呼んでもいい。
でも、その彼の終わりの言。「ただです」
手元にある、昭和発行の某国語辞典、ただ、の項目にも、
「ただ〔=無料〕より高いものはない」と載ってる。
入信、すなわち宗教とは、生死を扱うものだから、時間とお金を掛けてでも、納得了承したいものではあるが。
彼の捨てゼリフに、二度とは会うまい、と。
『ただがコンチネンタルジャパニーズ 、平成キッズ』

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本年、大震災後、被り物無しの複数が、同ミッションで、戸口にいた。
その一人、云わば中年、と呼んでもいい。
震災前のカーボーイ・ハットの話をして、ファッションで布教、に当方アレルギーを説明した。
さすが中年、静かに聞いてくれたが、同ミッションに変わりなく。
まるで、シュワちゃん映画SFもどきの登場人物よろしく、
大震災は何処の国、の無表情無反応。
もう一人の云わば若年も、片手にチラシをぶらり下げたまま。
時差ボケ、だろう。
もはや老舗、吉野家牛丼。その具が、新大陸か、オーストラリアかは知らぬが。
よしなよ牛丼、とも言えず。
まぁ、松屋すき家も食べてます。安けりゃ、いいさ。
BSEでなけりゃ、いいさ。

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『掛けソバを 割り箸で食う 単数値』 豆人
ソバは以外と高カロリー
「パンのみにて生きるにあらず」
なら、冬時には暖かい汁物も。「一杯のかけそば」という話芸もあったっけ。
クリスチャンに出会う確率 =1/70億−非クリスチャン−1
嫉妬する女を見る回数=(1/世界中鏡数−割れた鏡数)×「スノーホワイト」をおもって話し掛けた数?
『平成ムジナ女階段変』に出会う確率 =
冬季は雪女にシェアを奪われる
夏季は冷房代節約で可

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日経サイエンス、2012.02を購入。SCIENTIFIC AMERICAN 日本版とある。
表紙見出しが、迫る巨大地震、最悪のシナリオは何か。
上記の、某大陸の、サンアンドレアス断層の、東部に本部がある某ミッションが来ても、違和感があるのは、つまり、地理的空間的差異。
で、それが、今後この列島に、本年襲来した東日本大震災
そして更に起こるか定かでない、首都圏以西の単発、もしくは複数。そしてその連続。
それらに対しての無頓着な振る舞い、会話の無さ。
苛立ちを呼ぶのは、個人的に高齢化ボケに向かう者に、なんで、地理的空間的差異の時差ボケを対面してくるか。そこだ。
同じ月刊誌なら、読んで、共通話題として、その対策をば、共に考えればよい。
すでに間に合っている信心で事足れりの者には、それでいい。
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クリスマス前。
同時代。ラングーン霊廟爆破事件。大韓航空機爆破事件。そして拉致事件
晴れた青空を見上げた。
拉致指令の件は、来日した元女子工作員の証言で公開、周知の事。
数十年に及ぶ拉致被害者たちの未帰還は、これからどうなるのか。拉致傷痕。
数十枚の銀貨で鋳造した椅子でのメッキ輩が、宇宙の暗闇へ消えていく、を想像した。
感謝。神に感謝する。
『一昨日と 昨日行っても 教会ぞ』  豆人
クリスマス当日、晩食にシャンパンを開けた。

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その直後、TVで「坂の上の雲」最終回を観た。
日本海海戦である。旗艦三笠の艦橋、東郷さん、そして秋山真之がいる。
つい先日、東郷元帥、そして児玉源太郎墓所を訪ねた。
知らなかった。児玉さんが敷設した海底ケーブル、連合艦隊集結を容易ならしめ、勝利に貢献した。
地球半周の長旅の果てに対戦した敵艦隊。その経過事情を詳細に知るほど、利は連合艦隊に傾くが、それだけでは世界海戦史上の、あの大勝利は得られない。連合艦隊の作戦通りに事が運んだ。驚くほど。
日本陸海軍首脳の、側近の将官たちの、そして指揮奮戦した将兵たちの、不断の訓練規律、意気軒昂の賜物です。感服脱帽するのみ。
演ずる俳優陣も、イメージにあった配役もありで、観る気になった。
力演がぶつかるを観るも、CG効果も堪能しつつ、娯楽ありのテレビならでは。
明治という時代を生きた方々に、親しみが持てました。

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★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2011.12.21-2)

昨日、平成23年12月20日、北朝鮮による拉致被害者を救出する知事の会(会長=石原慎太郎東京都知事)が、金正日の死去を受けて、急遽野田佳彦内閣総理大臣山岡賢次拉致問題担当大臣に対して、政府が拉致問題に関して強いメッセージを発信すること、不測の事態に備えるとともに、あらゆる事態に対して迅速な行動をとることなどを求める緊急要望書を提出した。

会長代行の泉田裕彦新潟県知事と佐藤広東京都副知事が政府拉致問題対策本部野田佳彦本部長)を訪れて要請した。

 要望書の全文は以下の通り。

■知事の会が、金正日の死去を受けて拉致問題で政府に緊急要請

◆要望書全文

北朝鮮による拉致問題の早期解決への具体的行動について

今月17日に北朝鮮の最高指導者 金 正日 総書記が死去した。今後の朝鮮半島情勢における不安定要因となることを国際社会は懸念し、事態の推移を注視している。

北東アジアの平和と安定を維持することが我が国を含む関係諸国にとって最優先課題であることはもちろんであるが、日本人拉致事件を指示したとされている金総書記が死去した今日においても、我が国にとって拉致問題が最重要課題であることに変わりはない。

現下の状況を踏まえて、北朝鮮に拉致され帰国できないでいる被害者全員の救出に向けて政府一丸となって取り組んでいただくとともに、「知事の会」として次の事柄を要望する。

1 政府は、日本国及び日本国民が拉致問題の解決に極めて重大な関心を持っており、日朝双方の関係を今後築いていくためにも、拉致問題の解決が前提であるという強いメッセージをあらゆる機会・手段を通じて北朝鮮に対して改めて伝えること。

2 このような北朝鮮情勢の中で、拉致被害者の安全を確保する手段を講じると共に、不測の事態に備えて政府の体制強化を図り、あらゆる事態に対して最善かつ迅速な行動をとること。

3 米韓や中ロなど関係諸国との緊密な情報・インテリジェンスの共有と連携強化を図り、権力の空白が生じることに伴う北朝鮮国内の混乱を引き起こすことなく、北朝鮮の新体制が6カ国協議の再開に向けた行動を促すこと。 以上
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本年2012年は、13日の金曜日が、3回ある。
一度目は1月で、二度目は4月で、その春爛漫の時は、イースターの月でもあった。
そして、その同じ月の月末に、100年目の桜と、拉致の50年目が重なる野田 !
100年目の桜とは、日本から送られて植樹された、米国のポトマック河畔等のそれである。
その日には、かのエンパイアステートビルで、夜間桜色にライトアップ、と報道された。
年代でいうと、日露戦争日本海海戦後の条約締結の仲介の労を米国に頼んだ、その後の事であろう。
国家百年の大計、とは、まさにこの事であろうか。花を愛でる心の美しさは、平和を愛するのにも通ずる、のであろう。

拉致の国民大集会が、4月の最終土曜日、もはや恒例の、東京日比谷公会堂で開催された。
こんなもん、恒例、であっては断固ならぬ、のだが。
で、インターネットで、会場生中継を視聴した。
この間、拉致問題担当大臣松原仁議員が新たに就任しての、国民大集会ではある。
壇上には、「勝負の年 政府はすべての拉致被害者を救出せよ」。
北朝鮮拉致を認めて十年」という縦書きもある。
家族会で会長職を高齢でおりたとはいえ、やはり出ない訳にはいかない横田ご夫妻。
曽我ひとみさんも母の留守を切々と語る。
救う会の会長は、「署名850万集めたから、もう150万あつめて、1000万人へ」と熱弁をふるう。
また、「規制強化で、北の国会議員を兼ねる在日は不可だが、総連の議長だか5人は月1回訪朝できる」、人とカネは往来してる、法の不備を述べていた。
松原仁大臣は、国家公安委員会委員長も兼任だから、そこら辺の事かな。
この人は、何度も過去の大集会で、壇上にあったのを、記憶してるので、期待したい。
知事の会やら、地方議員の会、全国の議員を集結する旨。
カメラの位置からして、壇上奥は見えんのだが、米国人拉致被害者家族会も今回初参加らしい。
現会長の甥の若い彼が、「助けてくださいと言いません。共に闘ってください」が象徴的。
彼の母親の田口八重子さんも未だ帰国してない。
今年も、今月は八重桜咲いたというに。
寺越武志さんのご家族も複数来て、既報母親が61度も往来したにもかかわらず、未だ帰らずじまい、を述べた。彼の期間は、50年に及ぶ。
今年1月の内閣改造の松原大臣就任会見の様子、手話通訳入りの画像、小川敏夫法務大臣と併せて、遅ればせ視た。

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オバマ大統領、ハナミズキ3000本を贈答。

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拉致被害者を救出する為ならば、ツイッターも使う。
本ブログも、ツイッターのアイコンを載せた。
というより、ツイッターしたいブログを見つけたので、そうすることにより、一日も早い彼らの帰国をば、願うものであります。