かいふう

近未来への展望や、如何に。

あの時、即ち「サイゴン陥落」、&「米軍撤退」。そのシュミレーションはもう使用不可、でしょう。

ブルーリボン

 「船頭多くして船山に上る」
ベトナム戦争」で検索すると。「ハーツアンドマインズ」という当時のドキュメンタリー映画がある。ああ、断片で、幾つも視た。それらが編集されて、長編で後世の観客に視聴される訳だ。カラーで撮られたインドシナ半島の森林は、ナパーム弾等で焼き尽くされる。同盟国たる日本人は、その映画を撮った側、即ちアメリカ人の目線で、見せられる訳です。そのくせ、数十年前は、落とされた側のベトナムと同じ状況下。気持は、複雑以外無い。当事者でない故の客観は、冷めたものだ。山本薩夫監督「ベトナム」はドキュメンタリーを視た。共産党員たる彼は、本業の劇映画「戦争と人間」三部作で、「ノモンハン事件」の日本帝国陸軍の無謀と、ソ連兵共演とで。双方に主義思想を込めた。ニューズウィーク誌に、冷泉彰彦氏が、有料連載寄稿。その期限切れで、拉致被害者が有事の奪還作戦でのシナリオを載せた。命令系統、指揮権がらみ。日米韓の緻密な連携があってこそ、の主旨。難しいと、思った。付け加えると、その有事時、中国との対応連絡も必要との事。