古来、隅田川を隔てた、「三大祭り」のひとつとして。その由緒歴史と規模の大きさを誇った。
しかし、当事者本人の【錯誤】と【禁忌】をして。自ら、『断絶』と『廃業』を瀬戸際に至る、『私怨』をもってして。この国の【国難】に際して、地縁【厄難】と『お家騒動』をば散布するのみ。
何の祝福があろうか。何処に高光を仰ごうぞ。隠し持っての真剣で、夜陰に乗じ。あろうことか、同族の血をば吸わせ、同朋の希までも暗闇に埋没させ。剣も折れようぞ。ああ、滅びるがいい。自ら言にて、呪いと、穢れを残したのだから。
老身故か。今後も、その交差する、地下鉄の駅上の。黄色の上に書かれた墨色の地名を目にする度に。血塗りの色をもってして。ひとつ残らず塗りつぶす、憤りを覚えようぞ。もはや、「おみくじ」を引きの行く場所で無く。遺棄すべき荒地が想う。
右肩掲載：回向院
