かいふう

近未来への展望や、如何に。

天皇誕生日は晴天なり。

日の丸

宿で、TVを点けると、翌日は天皇誕生日、というニュース。スカイツリーは近い。帰宅の方向に、皇居がある。今上天皇が退位、は既知の歴史、とされたのだから。それで、二重橋の駅名を地下鉄連絡で探す。先の大戦後、金の卵の上京集団就職にせよ。都内生徒の遠足にせよ。二重橋を間近で見る為には、玉砂利を踏んで、その場所に行かねば。その奥のまた奥にお住まいで在られる。
地上に出たわ。その方向を見渡したわ。観光バスの車列はあるわ。台湾の腕章の集団も居るわ。手前に、多くあるテント。持ち物検査。ペットボトルは没収。婦警に擬似ホームレス爺の鞄を開けられようが、本人不感症。やっと、二重橋をば、渡った。
初めてです。外国籍の彼等も、同様でしょう。マイクの御声はお若い。防弾ガラスの内、留学中の内親王を除いて。祝賀に訪れた国民の居る大きな庭に、ゆったり響く。この時空の一体感は、体験してこそ。
彼等を思い出した。彼等の死と、その時の言霊を。それで、母堂の「ちっとも変わってないわね。」で、進路変更した我われならば。故に、「何で、一般参賀でもいい。玉砂利踏んでもいいじゃないか。万歳三唱して、杖落としてもいいじゃないか。何で、それを選んでくれなかったんですか。」
それは、愚痴では無い。それで、「クリスチャンに生まれたのではない。クリスチャンになるのだ。」
午後、「日章旗」の行列に、そのひとつをもって参加した。その行列の腹ごしらえに、やっと念願の日比谷公園松本楼にて、「ハイカビーフカレー」に面通りが叶うのである。そのデモで最終確認で聴いたは、「皇室の弥栄」、「国体護持」、「天皇陛下万歳!!」、そして「日本国万歳!!」である。