かいふう

近未来への展望や、如何に。

高橋まつりさんの母が、手記。

深紅

大手広告会社・電通(東京)の違法残業事件で、新入社員だった高橋まつりさんが2015年12月に24歳で過労自殺してから25日で3年となる。手記を公表した母親の幸美ゆきみさん(55)は、「日本の社会全体で働く人の命と健康が守られることを望みます」と訴えている。
手記では「長時間労働がなければ、いつものように『お母さん大好き』と言って抱きしめてくれたはずです」と心境をつづっている。
幸美さんは今月、国の「過労死等防止対策推進協議会」の委員に就いており、「過労死をなくすため微力ながら声を上げ続けていく決意です」とも記した。
電通は17〜18年、社員の増員やIT化などの働き方改革に約200億円を投じ、労働時間の短縮を進めている。こうした取り組みについては、「会社も社員も改革の意識を共有し、犠牲者を二度と出さないよう本気で取り組んでほしい」としている。(読売)

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この件のニュースを受けて。あの件が、「昭和の伝説」なら。これは、「平成の伝説」なんだ。お役所仕事じゃないから。「伝説」のハンコをペタペタ押して済むものではない。もっと静粛、厳格なものであらねば。
鎮魂。
それで。「伝説」の箱は、後世、然るべき少年少女たちに。彼らに、その封印を解かれるまで。傷つかぬ様、汚されず触れられぬまま、隠されてあるのだ。
そのロマンチシズム、神秘主義こそが。若い彼らの特質であり、季節なのだから。
例えば、クリスチャンの端くれの爺さんは、その死を。「ある伝説」として記憶、するんです。