かいふう

近未来への展望や、如何に。

改元故か記憶の移行 その2

義経から、森の石松

判官びいき、はやはり源義経からであった。彼を主人公に、幾多の若き名優が、それを演じ。歌舞伎でも、そしてNHK大河ドラマでも、国民皆から親しまれた。渡仏でも上演の「安宅の関」。決定版とも呼べるテレビでの年間放送。DVDという媒体は、彼と集団の逃避行と。多勢に、無勢もののあわれの滅び。鎮魂させて、後世に残る。

瀬戸内海を、まるで西方浄土に引かれるがごとく。途中、那須与一の天晴れ扇撃ちの光景。敵味方双方の称賛。オイオイ、そこまでの日本人同士。それでも、戦は壇ノ浦まで往くのである。

安徳天皇幼い。それでもその命を奪う赤間神宮として、歴史に残

す。私も、新幹線で関門海峡通過時、ふと思った。

最期の戦。攻める側の若き統領武者は、法度の禁じ手を使ったか否か。敵の船頭を射る、という。潮目が変わっただけではなかろうに。

その真実を知っても、なお。判官びいき、はやはり源義経からであった。

先年の、上杉家代々の墓所を訪ねた折。近所に「佐氏泉公園」があり、義経の忠臣佐藤兄弟所縁の地である。

東宝では、森繫久彌。第二東映では、品川隆二が演じていた。森の石松

それぞれ、思い出す。

では、何故渡世人、というより。バクチ打ちなのか。

ハイハイ、秒刻みの為替相場。それって、バイバイ

『市場リアリズム』でしょ。