「キャンパス内殺人事件」から半世紀。その1
彼の命日が、前日である事は知っていたが。思い出してみれば。彼がセクト間のテロに巻き込まれて、落命したは。
監禁、致死させた者たち過激派組織の『妄想と誤解』であって。
【誤解】で殺されたんでは。
彼のその現場が、眠る場所より。訪ねる者にとって近いならば。日をずらせてもいいのではないか。どうせ検視した所も同じ地方自治体。
彼の学生時、同じキャンパス内。時空間を共有したであろう数人が、先年。彼の眠る場所を訪ねた折の、報告をネット上に掲載した。彼らは同年代であり、同じ空気を吸った同窓生でもあろう。
報告記事の文責者によれば。戒名に、違いを見て。しかし、宗門宗派の異なるは、それを知るのみ。
しかし、その情報を受けての、後の訪問者は、故に、それをもって、判別する。
当該寺院へは、翌日の訪問となった。