『今季お盆休み用こ話』エアコン・扇風機不要、どうしよう、ロードショウ。
『キムチ婆あ、退散』
「昔々、あるところに、お爺さんがおりましたとさ。野良仕事の帰り、漬け物の入れ物にぴったりの、大きな壺を見つけて。二ノ宮の金次郎さんのブランドよろしく。背負って、お家までテイクアウトしました土佐、もとへ。とさ。
だだっ広い土間に据えて。さあ、何を漬けるべ。今年の豊作は何だっぺ。
婆さんの胸、ゆめゆめ思い出して。洗濯板。
【コロナ感染】、予防で届いた、板橋は洗濯板。二種類のマスクは、どう使い勝手。
ここは勝手口。と、まぁー、土間。真正面、大きな壺が腰掛けてるではないですか。
いつから、誰が運んだんだべ。逸見アナは、どこのテレビ局だったけ。
胃カメラのナースは可愛いかった。思い出したぞ。ナース、茄、茄子さん。
お爺さんは、食欲に促されて。よろよろと腰を上げ。越谷は、何県だったけ。
取りあえず、大きな壺を開けることにしたそうだ。
『そーだ村の村長さんは、そーだ飲んで死んだそーだ。』何やら、嫌な予感。
皆さん、伊予柑食べてね。
土間は、大室。おもむろに、壺の重たい蓋を取ってみると。
なんと、お婆さんが居る。声をかけると、目を開けた。
『さっき、揺れたけど。』殺気だった返事。
『わしを、誘拐したは、ユー、お主か。』英検何級ですか。
『サンキュウに決まっとるだろ。』その返答が、コワくて。
『わしの寝床をどうする。』そこは糠床、と云えなんだ。誰が、婆あの寝床なんぞ。
寝言いってんじゃねーよ。と言いそびれた。
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幕間には、「聖母の宝石」(^^♪を、よろしく!
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「秋茄子は、嫁に食わすな」爺さんはおもいだした。
でも、【コロナ感染】が。晴れて、秋にナースに会える奈良。奈良漬け上げたい。
さっきと云えば、まずい。五月雨と云えば、五月蝿いと来るだろう。
「瓜二つのお婆さんをみかけた。」奈良漬けに瓜は定番、クリーンナップトリオじゃないか。
それが、功を奏した。音感センスが問われる瞬間だ。
婆あは、出て行った。開いた口は塞がなくとも。瓜は二つ以上。
秋茄子はナースに食わせたい。そして、人参。「八百屋お七」の気持ち、ちょっとわかった。もう、秋にボーナスは届かない。
これらを入れて。すぐ重たい蓋を被せた。重大任務だ。
軽率と呼ばれようが、警察官でなし。
軽蔑されそうでも、『別に』は営業妨害か。キャベツ煮がある。嬬恋と銚子台、音別できる。
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幕間には、「聖母の宝石」(^^♪を、よろしく!
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庭先には、ぽたぽたと、唐辛子色のもんが点々と外へ。
風下には、『キムチ臭』がした。あの正体は、『キムチ婆あ』だったんだべ。
しばらくして、便りが届いた。それには、
『ソンさんが損して、アリババがらみ。』
『アリ婆あ』も居る、って事よ。
『キムチ婆あ』も『アリ婆あ』も売り二つ、もとへ。無理二つだったんだべ。
それから、お爺さんは。無理はせずに。
『キムチ婆あ』の『キムチ臭い』芝居に、鼻つまむことなく。
美味しい大和の里の自然を深呼吸して。しあわせに暮らしましたとさ。」