一昨日の、残映整理。
それは、残業でもなければ。残務でもない。
残業も残務も、嗅覚に譬えれば。ビジネスの臭い。
匂いとも違う。
この国の就労形態が、妥当で、効率的か。わからない。勤めた企業が、新聞の募集欄。縦数センチ、横1センチ未満。「おセンチにも、なれんわ。」。
失業給付を、得んが為。仮装面接でも、一応背広着ていく。
よって。「就職氷河期」なる紙面、見ても。世代交代後の彼ら、であって。
そういう年代に遭遇してしまった彼らに。だからと、共感も同情も覚えないのです。
我われは、間口の狭い会社の玄関に、応募者殺到。そのイメージ。
「サービス残業」。マスコミにも、キャッチコピーが得意な方、居られる訳で。
「宿明け」に、臨時で有料はあったけれど。企業のタテマエの、無給残留の事でしょうね。
「残務整理」も、覚えてる。視覚での、それだから。前世紀末の市場バブル。
列島4大証券の一角、山一證券が経営破綻。社長の涙ながらの釈明記者会見。「社員は、悪くないんです。」
それで、担当部署の係員が、「残務整理」とやらで。かなり、長期間付き合わされたんだろうな。戦後、その登録商標の同社。二度目の破産らしく。会社更生法もない。二度までは、クリスチャンでなかろうと。肝に銘じる。
それでも、約半数程の社員。外資系も吸収して。大企業が肩書、スゴいとおもった。
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最近では。対コロナ禍下。
国や地方自治体からの要請で。飲食店が営業時間の短縮。
時給いくらで、募集貼り紙、見掛けるようになった。
つい先日まで。腕に自信のプロのシェフが、店内厨房で客席注文に追われる大忙し。
それが、今では。奥さんパートで外出。働きたいプロが、子供たちに家庭料理を作ってる。
そういう皮膚感覚って、つらいでしょ。
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残映整理とは、何ぞや。
強烈なイメージが視覚に焼き付いてしまった。
盲点突かれた、とも違う。