ウクライナ「中立化」VS スウェーデンの「NATO」下。これで、決まりだ。
ウクライナはどうなるのだろう。
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ロシアのプーチン大統領をめぐる健康不安説が相次ぎ浮上している。ウクライナ情報機関トップは英メディアに「がんを患っている」と発言。露政権に近いとされるオリガルヒ(新興寡占資本家)からも同様の指摘があった。ウクライナ侵攻を統括するプーチン氏の体調に異変が起これば、ロシアの戦略に甚大な影響を与えうる。
ウクライナ国防省の情報機関トップ、キリロ・ブダノフ氏はこのほど、英スカイニューズ・テレビのインタビューでプーチン氏が「心理的、身体的にも非常に状態が悪い」と述べ、「がんやその他の病気に罹患(りかん)している」と発言した。
ブダノフ氏は露国内で「政権転覆の動きが進行している」とも指摘し、「ウクライナ側のプロパガンダ(政治宣伝)ではない。確信がある」と強調した。英情報機関元幹部もスカイニューズに「プーチン氏が深刻な病気にかかっているとの情報がある」と語った。
英紙インディペンデントは、プーチン氏が「血液のがんにかかっている」とするロシアの有力オリガルヒの発言を報道。侵攻直前にプーチン氏が「がん治療のため背中を手術した」とこの人物は述べたという。(黒川信雄)(産経)
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学校が空爆され、多数の市民ががれきの下敷きになった。遊園地を砲弾が直撃し、遊具は粉々に破壊された。
ウクライナ東部でロシア軍は住民の避難場所や民間の施設を狙った砲撃を執拗(しつよう)に続けている。ロシア国民の愛国心を高揚させる「特別な日」を祝うために、民間人の命がささげられているのだ。
ウクライナのゼレンスキー大統領が非難に用いた言葉が象徴的だ。「(第2次大戦で)ナチス・ドイツが欧州にもたらした悪の再現だ」
ロシアは5月9日を旧ソ連時代の第2次大戦でナチス・ドイツを打ち破った戦勝記念日と位置付けてきた。77年目となった今年も、首都モスクワで軍事パレードを行い、プーチン大統領は演説でウクライナ侵攻を「唯一の正しい決定だった」と訴えた。
プーチン氏はパレードに先立ち、「先人たちと同様にナチスから解放するために戦っている」と国民にメッセージを送っている。
旧ソ連は大戦で約2700万人が犠牲になった。人口の10分の1を失い、人的犠牲は最大だった。独ソ戦の戦禍と憎悪を呼び戻すことにより国をまとめてきたのが、プーチン独裁政権の手法だ。
ゼレンスキー政権をナチスの流れをくむ「ネオナチ」と決め付け、ウクライナの「非ナチ化」を侵攻の目的に掲げた。親ロ派のウクライナ東部2州に対する集団自衛権の行使を理由にした。
しかし、「特別軍事作戦」の名の下、大戦の侵略者と同じように残虐行為を繰り返してきたのが実態ではないか。
ロシア軍の撤退後、各地で目撃されたのはジェノサイド(大量虐殺)の痕跡であり、無抵抗の女性らに対する非道な振る舞いの爪痕だ。ナチズムの排除を旗頭にした侵攻は、70年以上前の惨劇をそのまま繰り返した疑いが濃厚だ。
プーチン氏は停戦交渉の条件として、北大西洋条約機構(NATO)加盟を断念するウクライナの「中立化」「非軍事化」を掲げている。ウクライナをロシアの属国とし、緩衝地帯として国際社会に認知させることが狙いだ。
ウクライナは既に中立化を受け入れる考えを表明している。東部2州と南部クリミアの帰属やロシア系住民の地位確認などで合意点を見いだせるかが停戦交渉の焦点だ。
尊い命が奪われる戦闘を止めさせるのは、軍事力のみではない。外交での決着は勝者と敗者が明確にならないものの、だからこそ、紛争のたびに追求されてきた手法だ。
プーチン氏は演説で再び侵略を正当化した。「脱ロシア」が一段と進む一方、国内でも侵攻による「悪の再現」が知れ渡り、「プーチン離れ」につながる可能性があろう。
軍事的な対応は限界がある。国際社会は対抗手段が果てしなくエスカレートしないよう、抑止力を念頭に多角的な外交努力を尽くしたい。(河北新報 5/10)
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【パリ=三井美奈】ウクライナのゼレンスキー大統領は3日のビデオ演説で、首都キーウ(キエフ)で起きた民間人殺害に関し、2008年にウクライナの北大西洋条約機構(NATO)入りをドイツとフランスが阻止したことがロシアの侵攻を招いたとして、独仏への怒りを示した。ゼレンスキー氏は「メルケル前独首相、サルコジ元仏大統領は(虐殺が起きた)ブチャに来て、ロシアへの譲歩政策の結果を見るべきだ。拷問されたウクライナ人たちを自分の目で見てほしい」と当時の独仏首脳を名指しで批判した。
NATOは08年、ブカレストで開いた首脳会議の声明で、ウクライナとジョージアは将来的に「加盟国になる」と明記したが、仏独の反対で加盟は実現しなかったとされる。
独公共放送ARDによると、メルケル氏の報道官は「メルケル氏はNATO首脳会議に関し、当時の判断を現在も維持している」とする声明を発表した。サルコジ氏は4日までにコメントをしていない。
独仏両国は4日、国内に駐在するロシア外交官の国外退去を決めたと発表した。報道によると、ドイツは40人、フランスは35人が対象となった。欧州連合(EU)ではベルギー、オランダ、バルト諸国も先月、ロシア外交官を国外退去させている。(産経)
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ゼレンスキー大統領は、隣国からの侵略当初から。独仏が、ウクライナのNATO入りを、その優柔不断を。断罪ではないけれど。かと云って、愚痴でもなかろうが。
抗戦日時が経る毎に、鋭く指摘してきた。
まあ、メルケル政権時は、無理だったろうは、OGになった女史が。最近が取材でも、その言質から、撤回せぬ限り。
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長い間、中立を国是にしてきたスウェーデンが、緩衝地帯ともなるべきフィンランドが決断の、それと歩調を合わせて。
NATO、同時加盟申請に加わるは。
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停戦が為、「中立化」を導き出したゼレンスキー大統領。それと、補完すべき、バトンタッチに、思える。
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菱形戦車が、初めて登場した、第一次世界大戦。航空機も飛行。膨大な戦死者。
国境線が有刺鉄線ひとつを、高速戦車が蹂躙。それが、第二次世界大戦の開始でもあった。無差別爆撃で、大都市も崩壊。
Ⅴ-Ⅰ、V-Ⅱロケットの英仏海峡越えの空襲。
広大無辺が欧州大陸は、やはり陸続きなんでしょう。