ウィーン生まれの名女優、マリア・シェルが亡くなった。少年時、白黒ＴＶで初めて観て以来、『居酒屋』も、ろくでなし旦那に健気に生活を支える、役柄がマリアにオーバーラップして、西欧とキリスト教信仰(カトリックとマリア様)、イメージを描きたてた。
今月唯一の祭日に、某ＣＡＴＶで『サウンド・オブ・ミュージック』を流す。外線は引いていったが、これだけで契約はしない。限定版ＤＶＤ、\９９９で買える。ティーンエイジ時ＬＰ盤買って、どれほど自分を激励してくれた事か。大自然でおもいっきり歌っていいんだ! 音楽は生きるためにあるんだ。修道女から家庭教師マリアはラスト、トラップ一家とアルプスを越えて行く。
ふたりのマリア。ともにヨーロッパで激動の２０世紀、世界大戦の惨禍、台頭したナチズムからスイスに勇躍避難し、かつ戦後の困難を、それぞれのタレントを大切にした生涯。ありがとう。
