かいふう

近未来への展望や、如何に。

.その1

kaihuuinternet2005-09-25

この島国に生活して、つくづく、地震そして台風、この二つは、それが自然災害の原因として広く遍く国民に定着伝承された巨大な現象、そのものである。伊勢湾台風は、映画館でのモノクロ、ニュース画面で、当時木造家屋の破壊される様は、恐ろしさを子供ごころに痛感したものだ。また、洞爺丸台風は、映画「飢餓海峡」でその題材にもなった程。ともに{戦後}を引きずっている、その感覚は少年ながら否定しえなかった。未だ復興途中だったのだ、この国は。
遠足、キャンプ、そして修学旅行と。育つにつれ、四季折々の色彩豊かな景色、景観を記憶に蓄えると、それらは天変地異と抱き合わせと感じられ、ならばそのリスクの分だけ、多いにせっせと、温泉巡り、旬の海山の味覚を、という考えに順応させよう、と。
『歴史』では、それが〔神風〕にもなったではないか。
2004年度の上陸数は10にのぼった。