かいふう

近未来への展望や、如何に。

「新世界」♪の大陸から.その2

【ワシントン=吉山隆晴】小泉首相と米国のブッシュ大統領は29日午前(日本時間同日深夜)、ワシントンのホワイトハウスで約1時間40分会談した。

両首脳は会談後の共同記者会見で、北朝鮮が長距離弾道ミサイルテポドン2号」の発射を自制するよう求めるとともに、「発射した場合に圧力をかける」との考えで一致したことを明らかにした。

両首脳は、日米両国が政治、経済、安全保障の各分野で協力を深化させ、21世紀の新しい日米同盟のあり方を宣言する共同文書「新世紀の日米同盟」を発表した。

ブッシュ大統領は共同記者会見で、北朝鮮のミサイル発射について「受け入れられない。北朝鮮の指導者は(発射準備の)意図を我々に説明する義務がある」と強調した。発射した場合は、国連安全保障理事会への付託を検討する考えを示した。

小泉首相は「テポドンを発射しないように働き掛けるのが先だ」と述べたうえ、「万が一発射した時の様々な圧力(をかけること)について話した」と述べ、経済制裁などを検討する考えを明言した。「圧力」の具体的な内容には言及しなかった。

北朝鮮による拉致問題に関して、大統領は、拉致被害者横田めぐみさんの母、早紀江さんと4月に面会したことに触れ、「海岸から人をさらうのはどういう国か。お母さんに共感せずにいられない」と述べ、早期解決の必要性を訴えた。北朝鮮の核問題について、両首脳は、6か国協議の参加国が結束して対処する考えを強調した。

イランの核問題に関しては、首相は「話し合いで解決するという米国の提言を支持している」と語った。

両首脳は、日本の安全保障理事会常任理事国入りを含む国連改革の実現を目指すことで一致した。首相は「米国と協力できる案を、G4(日独など4か国グループ)と話し合っていく」と述べた。

イラク支援問題に関して、首相は「多国籍軍の一員として米国や各国、国連と協力しながら支援する」と語った。大統領は「自衛隊イラクで素晴らしい仕事をした」と述べ、サマワでの陸自の活動を評価した。

一方、共同文書は、「日米関係が歴史上最も成熟した2国間関係の一つで、両首脳の下で、より広範で強化された協力関係が達成された」と評価した。

5月の在日米軍再編の日米合意を確実に実施することが、「両国のみならず、アジア太平洋地域の平和と安定にとっても必要」と確認した。(2006年6月30日読売新聞)

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【ワシントン=貞広貴志】メーン料理は大統領の地元テキサス州産の神戸牛、ワインはカリフォルニア産の「ミツコ」、デザートは盆栽を模したチョコレート――。

29日夜、ホワイトハウス小泉首相を迎えて行われた公式晩さん会は、日米友好を「くどいほど」(ホワイトハウス詰め米記者)打ち出す演出となった。

乾杯でブッシュ大統領が、「私たちの友情は日米の強い同盟関係から生まれた」と呼びかけると、首相は2001年6月の初会談でキャッチボールしたことに言及し、「大統領と私は信頼のキャッチボールを続けてきた」と応じた。

ローラ大統領夫人は異例の事前説明会で、「日本のお客様の趣味に合う装飾と食事を選んだ」と語った。

晩さん会には、本塁打王ハンク・アーロンさん、宇宙飛行士の野口聡一さんら日米関係にゆかりのある100人強が招かれた。(2006年6月30日読売新聞)
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いろんな意味で、この晩餐会は、同盟国として、友好国として、新しい感触と感覚が盛り沢山だなぁ、と感じ入りました。
先年は映画、そして今回は「GIブルース♪」、「ブルーハワイ♪」のE・プレスリーのロック音楽と、芸能でも両国は互いに輸出入があるのだから、若者の関心も引いたでしょう。
国と国との付き合い、外交ですから。だけど、自分もご機嫌ですよ。