かいふう

近未来への展望や、如何に。

それは{超党派}で、とおもう。

kaihuuinternet2006-07-09

千鳥ヶ淵墓苑]「拡充構想を大いに議論しよう」

東京・千代田区千鳥ヶ淵戦没者墓苑を拡充整備しようという構想が浮上している。

周辺の公務員宿舎など政府資産を売却せず、墓苑敷地として活用しようという考え方だ。自民党が、そうした構想について検討するチームを設置した。

目的や位置づけは様々ではあるが、戦没者追悼のあり方を含め、大いに議論すればよい。

無宗教の国立施設である墓苑には、先の大戦の海外の戦没者で、引き取り手のない約35万人の遺骨が納められている。8月15日の全国戦没者追悼式典の会場となる日本武道館靖国神社から、徒歩で数分の圏内にある。

墓苑拡充構想を初めに公にしたのは、自民党中川秀直政調会長だった。

欧米諸国の「無名戦士の墓」のように公園化し、外国からの要人が献花できる施設としては、という内容だった。

小泉首相も「公園にしたり、有効利用を考えていくべきじゃないか」として、検討を指示した。

与謝野馨経済財政・金融相は10日発売の「中央公論」8月号に寄稿し、「千鳥ヶ淵で全国戦没者追悼式を行おう」と提案している。

与謝野氏は、天皇陛下と首相ら三権の長が参列する追悼式によって「国と戦没者の関係は完結している」とする。そのうえで、8月15日の式典は、墓苑に恒久施設を建設して行おうという構想だ。

全国戦没者追悼式の位置づけや、墓苑拡充とは全く別の次元で、国立追悼施設の建立を求める議論も以前からある。

福田康夫官房長官の私的懇談会が2002年にまとめた報告書が、代表例だ。

そうした議論を推進してきた自民党山崎拓前副総裁も、墓苑が拡張された場合には、新たな国立追悼施設の候補地として「大変適切」としている。

ともあれ、現在の千鳥ヶ淵戦没者墓苑は、狭い一方通行路に面し、入り口すらわかりにくい。駐車場も手狭である。

拡張して大通り沿いに正門を設け、駐車場をはじめ最小限の必要施設を整備するだけでも、外国からの賓客が訪れるのに適切な公的施設になりうるだろう。

その場合でも、靖国神社は、国が関与しない本来の宗教法人として、自由に宗教活動を続けていくことができる。

欧米には「無名戦士の墓」を戦没者追悼の場としている国はいくつもある。拡充された墓苑は、外交上の儀典にも自然な場となるのではないか。

そうなれば、あえて懇談会の報告書がいうような国立追悼施設を建立する必要もなくなるかもしれない。(2006年7月9日読売新聞・社説)
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現在の墓苑敷地並びに、そのような土地があるとは知らなかった。しかも、それが、靖国神社北の丸公園入り口に近い側であるなら、来易い。しかも都心であるし、既存の施設拡張して、事が納まるならば、あえて新たな追悼施設など、資金面からも節約で、自分は賛成意見です。