かいふう

近未来への展望や、如何に。

「パッション」は人が造りし作品。

kaihuuinternet2006-07-30

【ロサンゼルス=古沢由紀子】飲酒運転で逮捕された米人気俳優メル・ギブソンさん(50)が、逮捕時に警官に対し「世界のすべての戦争はユダヤ人のせいだ。お前はユダヤ人か」などと反ユダヤ的な発言をしていたことが31日明らかになり、米国内で波紋を広げている。

ギブソンさんは28日未明、ロサンゼルス近郊で飲酒運転し地元警察に逮捕されたが、その際、ユダヤ人に対する差別的な発言をしていたことが、米エンターテイメント系ウェブサイトが掲載した警察による手書きの逮捕記録で発覚した。

ギブソンさんはキリストの死を描いた監督作「パッション」(2004年)が「反ユダヤ的」だとして、ユダヤ人社会の反発を招いた経緯がある。(2006年8月1日読売新聞)
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飲酒運転だなんて、余りに人間的だ。[キリスト]の劇映画を監督した俳優が、違反逮捕され、その時の発言が、酔っていたが故か、問題視された。
クリスチャンでも、その映画を撮れる人、すなわち監督出来る人は、映画史においても極めて限られるだろう。題材が題材であるが為、本人のそれこそ{熱意}と或る種カリスマがないと、キャストもスタッフも、そして資金も集まらないからだ。
しかし、何事も、彼にとってはそれこそ人事を尽くした、絶頂の作品、と全世界の彼と同派のクリスチャンが賞賛の拍手を惜しまないならば、それ以降の彼はどう仕事するか。これまた難問であろう。
俳優としての仕事は、まだ選べる側にいるとして。
だが、世界中に上映されたその作品、単にユダヤ教徒のみならず、キリスト教ユダヤ人にも反感を持たれたとすれば、彼らの荒波に揉まれる本人の感覚は、とても想像かなわぬ。
M・ギブソンには祈る毎日でも、試練はいつかまでは続くのだろう。
しがない自称の我もいつかその作品を観るやも知れぬ。決して否定する側には立たないだろうから、素面に戻りし時以降は自省して欲しい。