かいふう

近未来への展望や、如何に。

首都東京の表玄関で漏電火災事故。

kaihuuinternet2006-09-29

28日未明にJR東京駅構内で起きた京葉線の電気系統トラブルは、火災が起きた変電所のブレーカーの不具合が主原因である可能性が高いことが、JR東日本の調査でわかった。

京葉線が通常運転に戻るのは29日正午ごろにずれ込む見通しで、始発から東京―新木場間の運転を中止し、新木場―蘇我間を通常の3分の1に減らして運行する。

同社によると、28日午前4時20分ごろ、1500ボルトの高圧電流が漏電。東京駅地下2階にある「鍛冶橋変電所」のブレーカーが何らかの不具合で電流を遮断できず、火災が発生。地下1階の信号機器室にある配電盤全体の約6割が焼け焦げ、地下4階のポイント転換装置など20か所も焦げた。

また、東京駅の防災センターなどの少なくとも4人の社員が、発生直後に火災を知りながら、すぐに消防に通報しなかったことも判明した。4時45分には、同センターの社員が別の社員に通報を依頼したが、通報は5時25分だった。

28日は終日、東京駅の信号システムが作動せず、特急48本、普通304本が運休し、影響人員は約16万7000人に上った。(2006年9月29日読売新聞)
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28日にJR東京駅構内で起きた電気系統のトラブルで、29日の始発から東京―新木場間での運転を取りやめていた京葉線は、29日午前7時54分、東京―蘇我間の全線で運転を再開した。

運転本数は通常の7割程度で、通常通りのダイヤに戻るのは正午ごろになる見通し。(2006年9月29日読売新聞)
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ブレーカーの不具合、とはそれの老朽化でしょうか。東京駅はターミナルですから、隣接県を結ぶ各線の発着駅が地下各階にあり、長いエスカレーター乗り継いで降りねばなりません。
かって、千葉県の五井まで何度か往復した時は、座れる青と白の総武快速線で千葉まで行き、そこで乗り換えました。今は京葉線での方が便利かも知れません。しかしこちらの線は、ディズニーランドにも近いですから、その乗降客の影響は受けます。
「鍛冶橋変電所」というからには、管轄は東電で、信号機器室にある配電盤全体の約6割が復旧は、交換および試験まで徹夜作業でのそれだったでしょう。
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28日に東京駅構内で起きた電気系統トラブルの影響で、29日も始発から東京―新木場間での運転を取りやめていたJR京葉線は、午前7時54分に全線での運転を再開した。午前11時現在でほぼ平常通りに運行されているという。

一連のトラブルにより運休した特急は66本、普通電車は374本で、影響人員は28日から合わせて約21万6000人に上った。

一方、JR東日本は、トラブルの原因とみられる変電所のブレーカーの不具合と、製造時期やメーカーが重なる同タイプのブレーカーの一斉点検を始めた。ブレーカーの耐用年数は25〜30年とされているが、燃えたブレーカーの使用期間は約17年だった。同社は、ブレーカーがなぜ高圧電流を遮断できずに燃えたのか、鉄道総合技術研究所(東京)に鑑定を依頼して調べる。

この日は、多くの乗客が、あらかじめ同線を避けてバスや地下鉄を利用したことから、沿線の駅は閑散とする一方、同線に近い総武線の各駅や、28日には振り替え輸送で大混雑した東京メトロ東西線浦安駅などは、利用客が通常より2割〜5割程度多くなった。

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JR京葉線の運行トラブルで、国土交通省は29日午後、JR東日本の清野智社長を呼び、早期の原因究明と再発防止の徹底を求める警告書を手渡す。同社が今年、運行トラブルを理由に同省から警告を受けるのは、4月に山手線が約5時間半にわたってストップするなどして以来、2回目。(2006年9月29日読売新聞)