かいふう

近未来への展望や、如何に。

陸続きのヨーロッパ、そして新大陸、の違い。

【ベルリン=三好範英】ドイツのシュレーダー前首相が26日に発売された回想録で、宗教に影響を受けるブッシュ米大統領に強い懸念を持っていたことを明らかにするなど、政治指導者らに率直な評価を下し、反響を呼んでいる。

前首相は、ブッシュ大統領について、「会談するたびに大統領に信心深さを感じた」としながらも、「政治的決断は神との対話の結果である、とする立場には問題がある。他者からの批判などによって修正ができなくなるからだ」などとして、疑念を呈している。「国家と宗教の分離は大きな文明的な進歩。アメリカのキリスト教原理主義は(国家と宗教を分離しない)イスラム教国家と同様の傾向を持っている」などと記し、宗教の影響を受ける現在のアメリカ社会のあり方にも警鐘を鳴らしている。

一方、プーチン露大統領については、「明敏な知性」などを高く評価した。

前首相は回想録発売前の地元メディアインタビューでは、メルケル首相を「指導力不足」などと評した。(2006年10月26日読売新聞)
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2度の世界大戦を、敗戦国として受け止めた国である。そして東西ベルリンの壁崩壊後の時期を引き受けた。
かって、天文学的屈辱にみちた数字の戦後賠償。それがナチス・ドイツの台頭を招いた一因であるとする説は、定着してるでしょう。想像するがいい。廃墟と瓦礫、隣人と遺族の悲しみ、その中から職を探し、かつ背負いきれない債務を背負い込むことを知ってしまった者の苦悶を。着たくもない軍服と息つけない規律に明け暮れ、たとえそれが軍事的が唯一だろうと、勝利なければ、心底快活に笑えない日々の連続。あのヒステリックな雄叫び、どこまでが彼で、どこからが彼でないのか。群衆をのみ込み、民衆はのみ込まれて酔いしれる。
今の君に、それと同じ兆候は無いか。
陸続きの他国とは、語学が必須。それが、戦争抑止のひとつ、だという。通訳者は、どう訳して伝えるか。ニュアンスあるから。
前首相の言は、的を射ている、ようでもある。