かいふう

近未来への展望や、如何に。

TVの面目躍如.その37

日本テレビ真相報道 バンキシャ!」 18:00〜18:55
北朝鮮強制収容所の実態を、その中で生まれ、からくも脱出した20代青年の悲惨な慟哭の報告。
再現ドラマはどこで収録されたのだろう。宙吊りで背中に大やけどや実の母と兄が処刑のシーンなど、韓国でのことだろう。同胞の苦難と処刑を演じるのは、彼らしかいない。それも最近のビデオであるから、臨場感がいやが上にも増す。極めて身近に感ずるのである。隣半島で、こんな非人間的な残虐な行為が為されていることに、慄然として恐怖を覚える。
これ全体が、そして報告する実名の青年が虚偽とはおもえない。ならば、真実なのだろう。そう問えば、受け取る側も、ある覚悟が必要だ。
60年前の、欧州という遠くでの戦争中の強制収容所、ではなく、もっともっと近い場所での恐ろしい行為、という認識だ。その過酷を背負わされた人々がいるという、記憶を消し去る危険だ。警告を、受け取る態度だろう。そして、それが決して警告だけでは済まないかも知れぬ、未知への準備だろう。幼児や少年を先頭に立たせてはならない、とおもう。
分別ある大人は楽観視する方を選択してはならぬ、とおもう。