かいふう

近未来への展望や、如何に。

携帯やインターネットから、の犯罪。

kaihuuinternet2007-08-28

拉致・殺害された名古屋市千種区契約社員、磯谷利恵さん(31)の通夜が28日、名古屋市千種区の葬儀場で営まれた。

趣味の囲碁で知り合った男性と交際を始めたばかりだった利恵さん。会場には親族や知人らがすすり泣く声が響いた。

祭壇に飾られた遺影の横には、家族や友人らが映ったスナップ写真が飾られた。元同僚の女性(32)は、「こんな形で会いたくなかった。今でも信じられない」と唇をふるわせ、何度も涙をぬぐった。

利恵さんは今年4月から、名古屋市中区の喫茶店で週1回、客らと囲碁を楽しんでいた。喫茶店の経営者(49)は「明るい子だったので、信じられない。本当に悔しい」と肩を落とした。

一方、利恵さんと2人暮らしだった母・富美子さん(56)が直筆のコメントを報道機関に寄せた。富美子さんは「あと少しで我が家にたどり着けたのに、と思うと本当に残念でなりません」と悔しさをつづり、「何の落ち度も、関係もない娘に対し、あれほどの異常な行為を行った人間の存在を、私は認めることは出来ません」と憤りをあらわにした。(読売)
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名古屋市千種(ちくさ)区で24日夜、帰宅途中の同区、契約社員磯谷(いそがい)利恵さん(31)が拉致され殺害された事件で、死体遺棄容疑で逮捕された住所不定、無職川岸健治容疑者(40)が、愛知県警特捜本部の調べに「磯谷さんが激しく抵抗したため、(ほかの2容疑者が)頭にビニール袋をかぶせた」などと供述していることが29日、わかった。

磯谷さんは顔を粘着テープで巻かれ、ビニール袋を頭からかぶせられた上、さらに粘着テープでぐるぐる巻きにされており、県警は、これらを主導した同県豊明市栄町、新聞勧誘員神田司容疑者(36)らの殺意を裏付ける行為とみて追及している。

調べによると、神田容疑者らは24日夜、千種区の路上で磯谷さんを車内に拉致し、現金などを奪った。その後、鼻や口などを粘着テープで巻いたところ、磯谷さんは激しく抵抗したという。このため、ハンマーで頭部を数十回殴りつけた後、頭全体に半透明のビニール袋をかぶせ、袋の上から顔全体を覆うように再びテープでぐるぐる巻きにした。さらに首の部分をひもでくくりつけると、磯谷さんはぐったりとなったという。死因は窒息死だった。(読売)
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TV報道が重なると、被害者が身近に感じられて来て、同情と悲しみを感じる。
通り魔的犯行が、携帯サイトで知り合ったからの計画的犯行と知り、それも複数で役割分担まで、となると、自分の時代の便利な機器テレビ、の普及とは違った感覚を、未来に暗中を想う。
コワいをとうに通り越して、もはや恐い。
同日、某TV局で 、携帯サイトの子どもへのフィルタリング機能の使用を扱った番組を視聴したが、双方向たる携帯で、世俗の垢か塵かにまみれた大人の意図に、吸い込まれようとする子どもへの予防対策、その助言や躾も現実味を帯びているものだ。

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検視官でなくとも、ここまですれば、死因がわかる。
冷血以外の何物でもない。ひとり頭、わずか2万5千円で人命を奪った顛末である。
少年時、ある感情がわからなくて、もしやこれが憎しみ、と考えた。
しかしそれが、己れの非力や無力から出たとしたら、とおもったりもした。
しばらくして、辞書に{憎悪}という語句を見つけるに及んで、対象が悪であれば、憎悪する行為、すなわち感情は許されるものとおもった。
しかしある日だ。その日を憎悪するだけで過ごすのは、身体に良くない。愛する方が、良いに決まっている。それで、愛することをなるべく多くするよう、探すことにしよう、とおもった。
しかし、では、愛する者を奪われた者たちは、どうすればいい。
泣けばいい。何時までそうすればいい。
無念だから、殺されたから、記憶するのではないだろう。
そうした者たちを憎悪するより、された者を記憶する方が楽だから。
これからだって生きていくんだから、遺族も、友人も。だから知人だって、楽な方でいいんだ。
法の裁きはまた別だろうけど。