かいふう

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携帯電話の通話料金。

2006年度の東京の携帯電話の通話料金は、1分あたりの単価で比べるとニューヨークの3倍以上も高いことが、総務省が28日発表した電気通信サービスの内外価格差調査でわかった。

毎月の通話料金(基本料を含む)は、東京も「おおむね平均的な水準」だが、通話時間を含めて比較すると割高な実態が浮き彫りになった。

調査は今年3月末の世界7都市を対象に、その国の最も占有率(シェア)が高い会社の代表的な料金プランを比較した。東京はNTTドコモを採用した。

その結果、月額料金は東京が3800円、ニューヨークが3900円で、月平均の音声通話時間は東京が97分、ニューヨークは672分だった。この結果、「分単位」の通話料は、東京は39・4円と7都市中3番目に高かった。一方、ニューヨークは、着信にも料金がかかるため通話料金を2倍として計算しても、11・7円にとどまった。

ニューヨークは月550分までの定額制などが一般的なのに対し、日本では携帯端末の販売価格を値引きするための販売奨励金を通話料金に上乗せしていることが、「分単価」を引き上げた一因との見方もある。(読売)