かいふう

近未来への展望や、如何に。

「沖縄ノート」などで損害賠償などを求めた訴訟、の証人尋問。

沖縄戦時に旧日本軍が住民に集団自決を命じたとする大江健三郎氏の著書「沖縄ノート」などで名誉を傷つけられたとして、戦隊長と遺族が出版元の岩波書店と大江氏に損害賠償などを求めた訴訟(大阪地裁)の出張証人尋問が10日、福岡高裁那覇支部で行われた。

尋問は非公開で行われ、沖縄県渡嘉敷島渡嘉敷村)での集団自決を生き延びた沖縄キリスト教短大名誉教授金城重明さん(78)が、被告側の証人として証言。金城さんは、「(状況的に)軍命があったとしか考えられない」と述べたという。

尋問終了後に記者会見した原告、被告双方の弁護団によると、金城さんは米軍が島に上陸後の1945年3月28日、駐留していた旧陸軍海上挺身(ていしん)第3戦隊の陣地近くでの集団自決で、母や兄弟に手をかけたことなどを話した。

軍の命令があったとする根拠として、金城さんは村長の「天皇陛下万歳」のかけ声で集団自決が始まったことを挙げ、「『天皇陛下万歳』という言葉は(軍命により)玉砕する時の合図。村長が独断で命令することはあり得ない」と述べたという。原告側は反対尋問で、「村長は自決しておらず、軍命であることの立証にならない」と指摘した。

この訴訟は、来年度の高校日本史の教科書検定で、文部科学省が「日本軍の強制があった」とする記述を修正させた根拠の一つとなった。(読売)
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沖縄ノート」は今も書棚にある。拾い読みしかしていない。大島渚監督映画「飼育」を観て、原作者として大江健三郎を知った。
しかし、購入した時期を振り返るに、やはりあの事件だとおもう。
学生焼死事件。当時、学園葬が営まれ、本部前の広場祭壇で教職員学生共々献花、行列して現場まで歩いた。
もうひとつの、過激派が教室内で集団リンチ事件、被害者名も未だ憶えている。
マルクスは三兄弟の喜劇人の方しか知らず、理論で暴力で倒すというのがわからない。ただ、自分はそんな頭脳持ってないから、それを知っていたから。
沖縄に行ってみれば、わかるだろう。和辻哲郎「風土」はいい著作です。
その気候は体感するに、違う。沖縄でも琉球でも構わないのだけれど、は飛行機で観光団体旅行に参加した自分。でも、その名からして現地出身とおぼしき女子添乗員も、首里城内の王朝装束の案内とおぼしき年配の方も、漂うのが違う。
単独だったのが、怪しまれたのだろうか。