かいふう

近未来への展望や、如何に。

『マッテヤ(マティア)が飲んだワイン』を飲める日。

kaihuuinternet2008-03-30

先日、少年時からの料理人に、公衆電話から聴いたら、贈答品がある、というではないか。在り場所を探ると、出てきた。赤白の、2本入りである。
しかも1998年もの、フランスワインだ。勿論未開封なのだが、去年も一昨年も、そしてずーっと冷房の効かぬ夏を廊下では、10年ものの価値があるかどうか。箱には密封だったけれど。
早速、数日前より、赤を冷蔵庫の中に保管した。
近所にお住まいの、その教会員の方々を招くほどの度胸も付き合いも、現在はない。厳密に言えば、元が付くのだが。しかし、親交は途切れても、信仰は続けて居られると、おもう。
居住近辺に、ひとりでも多くのクリスチャンが居ることが、肝要なことだろう。
虚構の宗教は除いて、は当然ではある。それは、やがてはせいぜい時限付き。
だから、本日の乾杯は、それらも含めてすることにしよう。

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自分がの、その教会の会堂写真は、どうしてもここに載せたい。
今や、それは自分に課せられた任務のひとつ、とまでおもっている。証でしょう。
日本クリスチャン史の、紛れも無い、足跡のページなのだから。
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だから、ここに掲載した、例えばカトリックに関するものでも、それ共同訳の同志として、あるいは別の集団の証誌については、提携として、承知していただきたい。
自分の実存の在り方で、何れどうなるか、それこそ、<聖句>にある、明日以降のことはおもいわずらうことなく、往こうとおもう。
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ひとり食卓で、祈りの後、先ず赤ワインと、黒糖の丸いパンを2個食した。
それが、箱に付いていた折り曲げてある金色の模造紙上のコピーライトには、こう印字されてある。
{名人が醸した逸品 ジョルジュ デュブッフ 赤・白セット
ボジョレーの帝王」の呼び名も高い天才醸造家ジョルジュ デュブッフが醸した逸品です。[赤]一格上の「ヴラージュ地区」産のボジョレー。赤い果実や花の香りが美しい、フルーティで、しかも深みのある味わい。[白]一格上の「ヴラージュ地区」産のマコン。果実味と大地のミネラルが凝縮された、まろやかで、しかもキリッとした辛口。}
しかもその下段には、英語で会社名と選別枠名が。
親父さんと家族で飲んだ、昔々の会社と同一ではないか。
そうか。気分は、何百年の時を経て再会した九州の隠れ切支丹ならぬ、隠れワインドリンカーだな。
前日もTVで、モディリアーニの秘密がわかったし。
名人にして帝王で天才のワインを、そんな三ツ星を、
煮干にして梅干しでリストラにあったリストラダムス老人が食していいのだろうか !
飲む前から、お笑いタレントの残滓は、おからのカロリーに蘇りを、コンタクトしている。
口に含んで、飲み下すと、御飯など噛んでいるとしばらくして、はらわたに沁み込んできた。10年ものだぜ。

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[白]の辛口は、自分がの、その教会の会堂写真、それをここに載せた時に、食することにしよう。

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モディリアーニ展2008」
2008年3月26日から6月9日まで、国立新美術館にて開催される。
その若い死が、アルコールだけでなく、以前彫刻で飛散した粉石を吸い込んでの肺機能の低下もあったらしいから、言ってみれば、前期職業病ではないか。
それでも、彼の絵は、描く線の簡潔な力強さか原色のほとばしりか、生命力が圧縮を感じて、ひとり個室で飾って独占するには、強い。
燃え尽き症候群だろうか。
身重の妻が、何故愛する子を産まずして、後追いしたのか、わからない。それ程収入の無い困窮した生活だったのだろうか。値する評価を、市井の観衆はその絵に与えなかったのだろうか。
いや、貧しい者が買える代物ではないなら、画商が介して、審美眼ある豪商にでも売れば、とおもうが。でなれけば、商業ベースには載らぬ程の稀代の名画だ。
しかし、歴史マニアだと、時代背景だ、軍備増強だ、戦争と戦争の間だ、ってことに結論を持って行ってしまう。死の商人が扱うは、平和なサロンで鑑賞する名画ではなく、軍需工場で生産する兵器であり、それに動員される兵隊には芸術など疎遠にする。
彼の絵画皆が目が描写されて無いのは、そういう時代への、抗議だったのであろうか。

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4月20日放送では、ゲストの岸恵子さんが持参のカード、最晩年の南仏での彼の作品。そして知った、彼が十代での肺結核の罹患と、それからの奇跡的回復。