かいふう

近未来への展望や、如何に。

マンガの神様、生誕90周年「PEN」

pen

マンガの神様、と問われて。異口同音に回答は、ひとりしかいない。彼が生きている、その年代が重なった事を、あえて、幸運とおもう。医学を修めた方が、その筆致は、登場人物の身体の曲線が、妙になまめかしい肉感があり。躍動感と相まって。紙面という二次元。なのに、マンガの見方、をわきまえれば。その主人公からして。その描写世界に没頭できる。その画風を兼ね備えていた。童心に帰る従順さえあれば。
代表作のひとつ、「鉄腕アトム」にしても。紙上から、飛び出して。「TV」で飛翔するのである。そのチャレンジ精神たるや。戦時下故郷での空襲、辛くも生き延びた。その答えを、まるで、ミッキーのウォルト・ディズニーに挑戦状を送ったかのごとく。戦後の少年少女達に、どんどん名作を量産するのである。その読者である僕らも、その情熱を絶やさなかった。
トキワ荘」の同志たちも、マンガ界を牽引した。それは、「団塊の世代」から始まって。東映のチャンバラ映画「新諸国物語」シリーズと並行して。少年少女達に、夢や想像力を喚起させ。非行への落とし穴を防いだろう。生誕90周年とは、没後30年。「平成」に、マンガにアニメ。アニソン🎶も含めて。幾世代に及ぶ隆盛と良質、その業界の輩出せるタレントを数える時、つくつ”くこの国に生まれた幸運を思う。