かいふう

近未来への展望や、如何に。

法治国家の行方

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日の丸


大川小学校児童津波被害国賠訴訟を支援する会

報告とお礼:

最高裁判所の決定を受けて

2019年10月11日 原告遺族一同

2019年10月10日、最高裁判所石巻市宮城県の上告を棄却、不受理と決定し、11日午前、その文書が私たちのもとに届きました。これにより、学校・市・県の事前防災対策の不備・怠慢に基づく組織的過失を認定し、14億円3617万4293円の賠償金の支払いを命じた二審判決が確定しました。この決定は、最高裁判所第1小法廷山口厚裁判長以下5人の裁判官が全員一致で決めたもので、市・県側の主張は上告理由に該当しないとし、私たちの主張が概ね認められたものです。

2014年3月以来5年半余にわたる私たちの闘いは、ようやくここまで到達しました。確定判決の意義は、子供の命を守ることは学校現場、教育行政にかかわる組織全体の責任だという、ごく当たり前のことを明確にしたところにあります。終始ご支援、ご協力を頂いたすべての皆さまに、厚くお礼申し上げます。本当にありがとうございました。

しかし、判決が確定しても私たちの子供たちは帰ってきません。判決が子供の命を守るわけではありません。多くの課題が解決されないまま残されています。

石巻市宮城県文部科学省には、事前から事後まですべての過程で、真実に向き合おうとせず、誠意に欠けた対応に終始してきたことを素直に認め、本心から謝罪し、深い反省に基づき、真実を明らかにする取り組みを進めることを求めます。

未だ見つかっていない子どもたちの最後の一人が見つかるまで、しっかり捜索を続けることを求めます。大川小学校の遺構の保存、伝承には、事実、真実、教訓をすべて明らかにすることを求めます。

全国の学校現場、教育行政にかかわるすべての皆さん、本判決の意義をよく理解し、自らの取り組みを再点検し、不備は積極的に改善し、このような悲劇を二度と繰り返さないよう、学校防災の体制づくりを徹底的に推進していただくことを訴えます。

学校で命を守る取組みが大きく前進することこそが、私たちの最愛の子供たちがこの世に存在してきたことの大切な証になると考えます。そのために、私たちもできることはして参りたいと思います。

原告遺族一同(文責:只野英昭)

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やはり、被災現地そのものが、墓地として残るのだろう。

学校が遺構、が当然として。

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台風19号の豪雨被害で実況中継。石巻市内から、をワンセグで視聴。料金支払い済でよかった。