かいふう

近未来への展望や、如何に。

ある邂逅

やきそば屋台店を探す

久方に、夕陽に靴下脱いだ両足首をさらし。柔らかい光を浴びて。気楽になった。

夕食に坂を歩いて下りゆくと。鍋焼きうどんの旗に。しかし、予約済を見て。更に歩くと。屋台の数を見る。どうやら、2、3、4日と駅前ロータリーからメインの南下バス通り。左右商店街の歩道。屋台の列が並ぶ。

また、恒例の日が来たのだ。

早速、前回か前々回かの、「広島やきそば」の屋台店を探す。その時は、終業時刻間際で、透明プラ容器に盛られたやきそばが、半額。店主に残り数サービス受けた。その時は、その店員が姉妹に見えたが。後で考えるに、母子らしい。

それで。思い出して。その店で、買って、帰ろうと。探したが、見つからない。バス大通りを越えて。反対側歩道で更に探すと。それらしい店構えを見た。しかし、その屋台主はがっちり体格の中年で。よもや、あの母子の旦那。ひとりで立っている。声掛けられず、去る。

親の職業柄。義務教育前後の帰国子女ならぬ、転校女子。不安定な状況だろうな。

もうひとつ、思い出した。あの道産子アイスクリーム店。小さい店を、大家の意向で追い出され。これも、バス大通りを越えて。反対側の更に離れたビルB1Fに移転。一度訪ねて、ここでも載せたが。あれから、シャッター下して。他地域に去ったらしい。

商品からして。その年の夏場が勝負、稼ぎ時。やはり、激戦区の繁華街。B1Fの季節物は、杖の老人は降りない。撤退も止む無し。

帰路覗いたら。新テナント、浮世絵や甲冑、骨董屋さんらしい。

それで、その退去させられたビルを、新装開店の祝辞に入店すると。駅前郵便局の拡張リニューアルが解答。かんぽ生命の文字も見る。

ここのエントリーにもある、[余震列島]への対策か。外装も一変した造りだ。

もうひとつ。ラーメン店。地域割引、ハンディ本。その店、スタンプ残り1つを押してと、入口ガラス戸見たら。貼り紙に、諸般の事情、とある。トッピングに北海道産の玉葱。丸ひとつを刻んで、スプーンで入用だけ。扇に載せた味海苔に醤油味。リピーター決めたら、これだもんね。

閉店理由を推理。駅前からバス停二つ目。そういえば、最近ロータリー近く。消えた前身もラーメンだが。現入居は、入口外横に自動発券機。しかも、ご飯お替り無料。

ここは学生街。薄利多売が生きる。奥行きあるカウンターひとつだが、真新しい木目だ。

やはり、食べ物屋は、地の利。バス途中下車する以前に、会社帰りの独身サラリーマンは、安い旨いで取られる。

かく言う爺さんも、閉店の玉葱あきらめて。ご飯お替り無料に、キャベツやホウレン草のトッピング。学生混雑を避けて。利用する現実。