文化とは何ぞや。もしくは、外なる者。それは、部外者、場外者、そして県外者。もとへ、圏外者。
東京オリ・パラリンピック。マラソン、競歩開催地が札幌へ移転決定。
この案件を例として。
歴史好き。もとへ、数寄。隙間から見てみよう。
オリンピック大会ではない、開催に。何時から、商業主義が介入、というより絡んで。
現在のような形態になったか。
日本から、西欧と言うと。東欧は、マイノリティーに聴こえる、そんな時代はとうに去った。プラハの春。東ドイツの解放。ポーランドは「連帯」から、大統領選出。
第一次世界大戦は、欧州は多民族国家の火薬庫バルカン半島。オーストリア皇太子夫妻暗殺事件に端を発し。
後の第二次世界大戦は、オリンピック。ベルリン開催は、その記録映像「民族の祭典」は、【死霊】に魅入られたナチズムの喧伝映画でしかない。女流監督とは思えない硬質で統制がとれた画面は、タイトルのごとくゲルマン民族のみの優位性を強調してるが。それとて、ドイツ人の質実剛健のなせる業。戦時下への傾斜と侵略戦闘兵器への重点政策。あの荒涼と非日常感は地獄への前景。
国際連盟自ら脱退した日本からは、同盟国になったとしても。所詮、圏外者。
戦争回避、抑止のためのオリンピック提唱と、開催。その開催の為にスポンサーが付いて。その映像が、メーカー等企業の新製品宣伝と放送流布されるは、マーケット拡大と消費者利便につながる。
テレビというマスメディアの手段は、自動車業界の進化と共に。21世紀なってまでも主要産業で続くだろう。
放映権なるもの、どこの誰が言い出しっぺか。
つい先日。国事祝辞に、国民の総意を得て。
その約倍の公費すなわち血税を投入して。
勿論、新国立競技場でマラソンは、当たり前。選手だって、ロケーション要る。
月桂冠やメダル授与は、全世界映像周回、受賞台登壇アスリートのおもい。
この上は。新国立競技場含む300億掛けた、その場内に。既に設計内の巨大スクリーン。それも駆使して。札幌同時中継リアルタイム。如何に会場演出、雰囲気盛り上げられるか。
札幌冬季オリンピック大会当時の選手村。リニューアルして、使えるのか。
でなければ。「アスリート ファースト」だとしても。その選手たちが「適応の条件」、受け入れ整備なければ。新記録、いい記録も出まい。残るまい。
札幌の当該スタジアム。その時を共有したい若者が集団で観戦するなら。それこそ場外者。内なる大観衆の歓声と共に、施設円周広場にて。横付けした大型トラック
の側面天蓋開けて。仮設液晶大画面で視聴する。これとて、当日炎天下の天気予報等あらば。日没後のスタートもあり。そこら辺りまで、イマジンしてよ!
そこ行くと。こー行けばの小池都知事。
「都民 ファースト」で今日もある、「明日があるさ」♬ 来年もあるさ。
それが喩え、IOCと組織委員会と選手団長がデキレース、だとしても。それは、部外者。
日本のポータルサイト、超高層。薄陽差す、知事室。その扉をひとり後ろ手でノブを回し。老眼鏡なしで涙を振り払えば。
元都知事も言った。「スポーツは文化です。」。その彼は、陽明学か知らんが。皇居一周か、都庁周辺か。マラソンか、ジョギングか知らんが。走ったよ。
あれから、文部科学省の表看板に、その左右。「文化庁」、そして「スポーツ庁」も載った。
前に広がる眺望。紺碧に立つスカイツリーは、室内者だけの秘かな愉しみ。
ここは、「可愛い子には旅をさせよ、鵜。アスリートの母になろう」
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先月、30年ぶりの国事祝典。新皇后陛下が纏った、十二単の若草色の縦帯柄。それが、召された本人の選択色であるのは、現都知事が選挙戦を勝ち取った、そのシンボルカラーにこと寄せたかも知れぬ。