かいふう

近未来への展望や、如何に。

ある時代

ちょっと、コワい話。

数週間前。あるタレントを、思い出していた。

彼は、半世紀前。テレビで見かけて。モノクロか、カラーか忘れた。

しかし、意気のいいコントを演じていた。関西の、「チャンバラトリオ」ではないが。

その画面内では、「張り扇」でもって。相方の柳沢慎吾だったか。息のあったコメディーをしていた。テンポが若く、生き残る。

その後、テレビから遠ざかって。相方は、山田太一の脚本でトレンド路線に乗り、売れた。彼らの生家が商店自営業らしく。それで、いいコンビが組めたのだろう。

それで。訃報を聞いて。「チャレンジボーイ」で活躍したから。リスク、かなりあったのだろう。それが、がん死に。コメディアンという仕事柄、観客を暗くさせられない。

彼は、長期療養で耐えたが。その時期、私も、同じ病身の身上。

魚屋さんは、活気と、腐らすよりか。客とのやり取りで、値引き商談もあり。

その辺の丁々発止で、店番で。コントの下地ができたのでしょう。

出身地の地名。市ヶ谷の事件もあって。殺陣師、スタントマンでもあった彼に、

親近感を持ったのも。直観の底辺、キャラがコメディー向きだったからに、他ならぬ。

60半ばは、未だ若い。轟 二郎さん、先に逝く。

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誰が為の役得か。

そもそも。個人名がタイトルで、視聴率稼げる番組。何時から、トレンドに入ったんか。

NHKタイガー、もとへ。大河ドラマ北条時宗」。歴史上、過って無き比類無き国難に、弱冠か、若き執権が、武家の統領として、立ち向かう。

大群の敵軍が沖合に集結。その画面を、視るは不可能。よって、諦めていた。

それを可能にしたは、NHKTVのスタッフの技術力。CGのCが、コンピューターの頭とは。勿論、脚本も役者も当たったのだけれど。

最近、民放で、個人名で。しかも、第二弾。かって、ドラマの〇〇〇で、気を吐いたテレビ局。

坂本弁護士一家殺害事件で、秘密漏洩で、以降不評を買った訳です。そんなTV局視聴する時間あったら、鎌倉は円覚寺。墓参りへ行くわ。

報道部門の大ミス。それを、カバーするは、ドラマ部門での、再起のヒット。それしかない。

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不朽の大作、劇映画「人間の条件」。その小林正樹監督で「切腹」がある。

ここでは、エピソードは。白州での、直訴の主の侍と、奉行所の頭との。武士道での、問答である。

このシーンで、しばし不穏な空気が流れた。

それに、監督が取った対応は、スタッフが現場を離れ。

直訴の侍と、奉行との個人対決。それを醸成する猶予を与えた。

しかし、これは。監督の役得だったんですね。スタッフ以下も感ずいていた。

残された二人。すなわち、侍役の仲代達矢と、奉行役の三国連太郎に。

畑違いの出身。中堅の仲代さんと、老練の三国さんに。演劇論の応酬を

その自由時間を与えた。

まあ、時代劇の脚本に、アドリブは無いでしょうから。しかし、現場は現場。

監督の意図を超える、俳優の演技もある訳です。

この時は、出演と演出が、ケンカした訳でなく。出演者同志が、険悪になった。

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さて。第二弾も好評なようで。

それで、連想するは。今回のシリーズ、銀行VS証券なんだけど。

銀行マンの大和田証券マンの半沢との。彼らの、取巻き連中の話。

キャスト選択の妙製作者も役得です

歌舞伎界VS新劇界。それぞれ、歴史と伝統。片や近代演劇理論

初っ端から、眼に火花散らしてますね。

 観られる視聴者も、役得ですよね

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外は、コロナか、風邪が流行っています。

せめて。テレビで、熱い役者魂を受け取り。

切り抜けようではありませんか。

これは、ドラマ業界からの、エールに他なりません。