かいふう

近未来への展望や、如何に。

主日

f:id:kaihuuinternet:20190408202339j:plain

エス

 

映画と、写真との、相違。

 

___________________________________

 

マーシャル諸島ビキニ環礁での米国の水爆実験で被ばくした遠洋マグロ漁船「第五福竜丸」の元乗組員、大石又七(おおいし・またしち)さんが7日、誤嚥(ごえん)性肺炎のため神奈川県三浦市の病院で死去した。87歳だった。葬儀は近親者で済ませた。
 1934年1月、静岡県吉田町生まれ。新制中学校を中退して漁師になった。第五福竜丸では冷凍士として乗船。54年3月1日、ビキニ環礁近海で操業中に水爆実験に遭遇、被ばくした。
 差別や偏見を恐れ、東京に移り住んでクリーニング店を営んだ。被ばくから約30年が過ぎた83年、都内の中学生からの依頼で初めて自身の体験を明かし、以降、講演活動に注力。小中学校を中心に、「核は人類に害を与え続ける」などと、平和憲法の維持や核兵器の廃絶を訴えた。(時事)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

彼の死因が、 誤嚥性(ごえんせい)肺炎。専門家でもなく、トラウマなのか。それも判定は為らぬ者だから。

しかし、「原水爆の被害者は、私を最後にしてほしい。」

遺言になった、同僚の久保山愛吉さん。彼の死。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

水爆、という未来を覆ってしまった閉塞感。その状況と、米ソ冷戦の狭間で。

やはり、大石又七さんも。世論等の、「原水爆禁止運動」に押されて。率先する立場から、参加せざるを得なかったのでは。

それは、首都に移り住んで。まるで、引かれるように。廃船で、夢の島に捨て置かれたかっての乗船。展示館に終の棲家で落ち着いた経緯。歩調が重なる。

これは、運命的なものだ。

冷凍士も、赤道から水揚げ帰港まで。遠洋マグロ漁船には必須の要員。

-------------------------------------------------------------------------------

知れ渡った、モノクロ写真。天を覆っての水爆のキノコ雲。

少年には、人類の未来と栄光等、何処ぞへと吹き飛ばされて。

暗黒へと落とされていく、絶望感と憔悴。

誰しも抱いたとは、思うが。

新藤兼人が牽引した、近代映画協会。幾多の名作、問題作を提示した。

「原爆の子」、「第五福竜丸」。この連作監督も、運命的なものだ。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

キルケゴールの、「絶望は死に至る病である。」

この面白くもない、フレーズ。

北欧出身の彼の言葉が、急に身近に感ぜられた。

それで、一体。誰が病なのだ。誰が病んでしまったのか。

彼の言葉が、批判的に、飛び込んで来た。すると、誰を批判してるのだろう。

哲学とは、そういう役目なのか。何をもって。

お気に入りの、ゲーテの言に。「哲学は、成熟した理性。それを、ロゴスでもって表す。」

批判することが、できる。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 被せキムチの蜃気楼。『虚構の教会』協会も。

世俗的であって差し支えない歌謡曲。「昔の名前で出ています。♪」

ならぬ、名を変えて。未だ、生き延びているらしい。それを、『クサい芝居』と評して、構わない。教祖は、とっくの昔に死んで。既に、正体をば晒したのだから。

誰が自ら、『キムチ臭く』なる事を、するだろうか。【無理心中】の変形。

二度と、騙されてはならぬ。

暫定を承知で、信者を装うのならば。それはもう、確信犯的な偽善の範疇であろう。

否、教祖が正体を、彼の死。既に答えが出たのだから。もう、『白昼夢』を見るは、止めよう。止めよ。

『キムチ臭い芝居』と、『白昼夢』は、セットだろう。

それでも、キムチ鍋つつきたい。それこそ自由。嗜好体質の問題。

【クサい芝居】に無理やり付き合わされるは、せいぜい己が優柔不断を問われるだけだ。

 名画鑑賞で鍛えられた審美眼や、反戦映画で培われた平和への探求心は、真実を問うものであろう。

 

何故、我われが、己が鼻を抓まねばならぬのか。離れているが、よい。

何度も言う。その、鼻を抓む片手。その片手があれば。

盲人の傍らで、手引きができる。車椅子を押して、助ける。そして、手話はともかく、ジェスチャーでコミュニケーションできる。

謂わば。この国の福祉、その対象たる障がい者を、支援する。それが可能になる。

 

公共の福祉。これの何たるか。それを、時折考え。片手を有効利用する術を、身に付けようではないか。

我が国も、憲法で。公共の福祉に反せぬ限り、を謳っている。

 

アーメン