「氷雪の門」を観た。
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やっと観た、というべきか。どうにか、それにたどり着いた訳だろう。
二木てるみが、主演は大きい。彼女の代表作に挙げられよう。先年、黒沢明監督「赤ひげ」で、病んだ少女が回復後。黄泉に下った少年に、井戸から呼びかける場面。
その作品で、ブルーリボン助演賞に輝いた。
顔は、映画のクローズアップで、繊細な表情の演技が、際立つ。
「北のひめゆり」も頷けよう。
監督は、「あゞ、海軍」の村山三男。脚本國弘威雄、原作金子俊雄。製作望月利男。
製作企画にせよ、監督にせよ。執念が無ければ、つくれるものではない。
それにしても。よくもまあ、キャストを集めたものだ。新国劇の島田正吾やら、東宝演劇部から黒沢年男、日活青春路線の浜田光夫までも。戦記物には常連の丹波哲郎、田村高広まで擁した。
東宝系から、東映系に移行させてまでもの、上映。結果、国民的映画に、鎮座した。
電話交換手の彼女たちが。藤田弓子、鳥居恵子、岡田可愛、今出川西紀、木内みどりらの共演で。若い女優陣も、世代が違う、戦争史実への出演で、育っていくんですね。
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1945年 、8月20日。
国際法が問題も、提示される。日ソ中立条約に、国家間の条約の、見解の相違と、云うべきか。
当事国が、この作品上映に際して。旧ソ連が解体、東西冷戦終結。それらの歴史を経過しなければ、公開されなかった。
拉致事件が、同様に、現在。各地映画館で上映の時代に入ったのだから。
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「ひめゆりの塔」、そして合わせて「氷雪の門」は、次世代必見の名画です。
誰もが、ケータイやスマホを、常時必携する時代。
身近に感じるように、なったのかも。