かいふう

近未来への展望や、如何に。

「憤怒」の意味

kaihuuinternet2005-09-17

三年前のこの日のニュース、拉致被害者『8人死亡、5人生存』に、自分もどれほど落胆し、失望し、そして怒り心頭になったか。
かって学生服時代、教室で授業に使用していた[世界史]のあるページ、太字で〔カノッサの屈辱〕から{憤死}と記載があった。注釈に中世ヨーロッパ、教皇(法王)と国王がケンカして、そのうちの片方が{憤死}した、というのだ。
自分の怒りの程度は、最強の「憤怒」まで到っている、と感じて、このまま{憤死}したらどうしよう、と不安に駆られた。それであるページのその語句が浮かんだ訳だ。しかし数時間静めながら、自分がそのどちらの王でもなく、またなれないとわかると、急に気が楽になれた。
だが、「憤怒」は治まらない。そして、三年目の今日また、それを思い出している。再び、自分も含めたこの国の民を怒らせ続ける、その原因は、それをしでかしたのは誰か、考え始めている。