かいふう

近未来への展望や、如何に。

「超高層のあけぼの」と、それから。

霞ヶ関ビルが竣工したのは、もう30年以上前のことだろうな。その劇映画の題名がそれである。脚本菊島隆三[シナリオ]に載ったのを拾い読みした。後年、そのビル内の郵便局を利用しに入館したことがあった。日本の建築土木技術の水準の高さを実感したものだ。
六本木ヒルズビルが竣工はついこの前、世代が違う。しかし、その中に居住するあるいは会社勤めする<或る族>が、<違法>に至り、この国の経済を破壊し、日没へとこの国民を無理心中へと落とし込むなら、それは阻止せねばならない。法遵守を徹底せねば国家が崩れる。そう、建物も崩れる。藤村読もうが読むまいが、東京は、明治の木曽路ではないのである。