かいふう

近未来への展望や、如何に。

都市の公害.その1

kaihuuinternet2006-07-13

米軍と海上自衛隊が共同使用している厚木基地(神奈川県大和市など)の周辺住民4865人が国を相手取り、過去から将来にわたる騒音被害に対する損害賠償を求めた「第3次厚木基地騒音訴訟」の控訴審判決が13日、東京高裁であった。

大内俊身裁判長は「騒音が我慢できる限界を超えており違法」と述べ、1審・横浜地裁が国に命じた賠償額に、1審後に生じた損害分を上乗せした計約40億4000万円の賠償を命じた。

基地騒音訴訟の賠償総額としては、過去最高額となった。

1審判決は、1審が結審した2002年1月までの賠償額を計約27億4600万円と認定。大内裁判長は、「原告らは1審結審後も騒音で被害を受けている」と述べ、2審が結審した05年7月までの損害分を加算した。

これまでの基地騒音訴訟では、国家賠償法上の時効にかからない提訴の3年前から結審までの被害を過去の損害として認める判決が、ほぼ定着している。今回の判決は、従来の司法判断を踏まえたもので、原告数の多さなどから賠償額が巨額になった。

訴訟で原告側は、将来の損害として、騒音被害がなくなるまでの賠償も求めたが、判決は従来通り、結審後の損害は認めなかった。

また、騒音被害を認定する基準についても、1審同様、住宅専用地域ではWECPNL値(うるささ指数)75以上、準工業地域では80以上とした。(2006年7月13日読売新聞)
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すなわち、従来通りとは、{現在完了}の時点まで、という事ですな。自分も以前、借りたアパートの窓側、学校の変電設備が夜学で唸って、{低周波音}という、新幹線の沿線公害と同じもので(こちらは<超>が付く)、不眠症になった。役所の職員まで呼んで、顛末は校長の転勤。自分も転居。
今回原告の長が言う{爆音}なる表現が決して誇大で無いのが、わかる。それが日常を{支配}するのが、恐ろしい苦痛である由縁だ。地方自治体でも、近辺地域、音楽学校等誘致出来んだろうに。学生が下宿で窓開けられないものな。
自分も、{あの件}さえ無ければ、というと、否定的になってしまうし、前向きになれないから。せめて、音楽のプロになれるはずもなかった、というのが救いと解釈する。楽聖ベートーヴェン「第九」を未だ聞けるではないか。
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初期のCDの記録時間が約74分であることは、実はこの曲が1枚のCDに収まるようにとの配慮の下で決められたのである。1979年からCD の開発に当たったフィリップスとソニーはディスクの直径を11.5cm とするか12cm とするかで何度も議論を重ねており、大きさを基準に考えるフィリップスに対し記録時間を優先したいソニーで話し合いは難航していた。11.5cm であることの様々な利便性は明らかであったが、最終的に『第九が入らなくては』との意見が出され12cm に決定した。

第4楽章の「歓喜」の主題が欧州連合の歌に制定された。(Wikipedia)
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