かいふう

近未来への展望や、如何に。

.その2

kaihuuinternet2006-08-19

澄んだ水が一瞬にして濁流に変わった。17日、県西部を流れる酒匂川が急激に増水し、釣り人の男性1人が死亡、1人が行方不明になった水難事故。酒匂川は関東でも有数のアユ釣りの名所として知られる。のどかに釣り糸を垂れる夏休みの風景を一変させたのは、ごく短時間、上流の山間地に降り注いだ豪雨だった。急変した川の流域では、計7か所で釣り人が中州や橋のたもとに取り残され、助けを求めた。1999年8月には玄倉川で13人が増水で死亡する事故が発生。当時を知る関係者らはこの日、「増水」の一報に強く戦慄(せんりつ)を走らせた。 (2006年8月17日読売新聞)
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神奈川県西部を流れる酒匂(さかわ)川で水量が急増し、釣り人2人が水死した事故で、上流部に設置された水量計が、一気に6倍に跳ね上がりながら、警報に結びついていなかったことが18日、わかった。

急流が釣り人を襲う約1時間半前のことで、県は今後、警報体制を見直す方針だ。

県河川課によると、酒匂川は、静岡県側から注ぐ鮎沢川と、丹沢湖を水源とする河内川が合流、神奈川県山北町で一つの流れになる。この水量計は、合流地点から約3キロ上流の鮎沢川に設置されている。

事故が発生した17日、この水量計は午前10時に毎秒66トンを記録。早朝は同10トンほどで推移しており、午前9時ごろから一帯で降った豪雨の影響を、いち早く計測していた。この記録は同課や県企業庁でリアルタイムで把握し、職員らは「異常な水量」と認識していた。

しかし、酒匂川の場合、流域へ警戒を呼びかけるのは、河内川上流の三保ダムから毎秒25トンを超えて放流した際と、一定の水位を超えたケースに限られている。このため、警戒を呼びかけなかった。

松沢成文知事は18日、制度に課題が見つかったとして、「ダムの放流によらず、警報システムを利用できる仕組みを検討したい」と述べた。(2006年8月19日読売新聞)
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台風10号の影響だそうだ。九州のそれが、関東まで及ぶのだから、恐ろしい。TVで、どこかで見たダム正面の威容。思い出してると、酒匂川という地名。寄らずにきたが、今はどうか知らぬが、洒水の滝と名水100選に記載の所。それで、上流は丹沢湖のダム、とわかった。
1999年の玄倉川で13人が増水で死亡する事故、も思い出した。この川は、ダムの上流にある。
今回の事故、それが教訓として生かされなかった、ということか。