かいふう

近未来への展望や、如何に。

天皇誕生日。

kaihuuinternet2006-12-23

去年のこの日に、記載は無い。来年のこの日まで続くか定かでない。
となれば今年の本日しか、見当たらない。
それで、何を記述するか、探した。護良親王が、浮かぶ。親譲りの気性の激しさから罪過で実の親に捕らえられてとはいえ、人質に出されての幽閉生活。時の鎌倉幕府執権に倒された遺児が襲撃に、巻き添えで非業の死とくれば。それもあの若さで。身近に感ずるは、その首塚すなわち親王墓にひとり参ったからであろう。何度も書くが、肝試しである。
古の都ひとり旅で、伏見稲荷の幾重の朱の鳥居を登った時はあったが、その際明治天皇陵までは浮かばなかった。少年時家族と明治神宮の参道玉砂利を踏み、明日香の古代天皇陵を訪ねても、体温として、時間も遠いのである。
天皇家に生を受けても、かような死を受けた、その代表として、歴史を知る中に彼の墓に行った。
さて、同じ歴史を知る中で考えるなら、この国の近代国家の日の出、それは、明治であろう。ならば、明治天皇から始まる歴史で、更に考えるのが独自の年号を据えたこの国のそれということになろう。
で、[国難]のそれに、彼が在ったが故にか否かが、問題になる。
肯定するから、ここに記するのだと。