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靖国神社に合祀、東京地裁に提訴。

戦時中に旧日本軍の軍人・軍属だった韓国人の遺族ら11人が26日、靖国神社などを相手取り、合祀(ごうし)の取りやめなどを求める訴えを東京地裁に起こした。

訴状によると、原告のうち10人は戦没者の遺族で、親族が1959年に靖国神社に合祀されたことに対し、「親族を勝手に日本の『英霊』として合祀され、故人を自由に追悼する権利を侵害された」と主張。残りの1人は、44年に海軍軍属として死亡したとして合祀された本人で、「勝手に死者として祭られ、人格が無視された」としている。

靖国神社の合祀を巡っては、韓国人の遺族ら約400人が国に合祀取りやめなどを求めて提訴したが、1審・東京地裁は昨年5月、請求を棄却している。また、日本人と台湾先住民族戦没者遺族計9人が昨年8月、靖国神社を相手に、同様の訴えを大阪地裁に起こしている。(読売)