かいふう

近未来への展望や、如何に。

 M嬢に捧ぐ

kaihuuinternet2007-07-27

    沖風鈴 ♪         詞曲:ピーマン
1.むかしむかし若者が 東京学校行きました
  ちがう学問変わろうと 試験に受かった志し
  また金要ると詰めよられ  鐘楼跡石 死にました
  かなしかなし 身を焼いて
  波は沖へと  沖封印
  水色眼(まなこ)の娘さん 跡石すわって 見てました ♪

2.むかしむかし若者が 東京ホテルで飛びました
  ちがう仕事変わろうと ネハンで待つとココロザし
  河原涙かくそうと  ビルからプール 死にました
  かなしかなし 身を砕き
  波は沖へと  沖封印
  もんぺ衣装の娘さん プール開きで 泣けますか ♪

3.むかしむかし若者が 沖縄南に征(ゆ)きました
  ちがう世の中変わろうと 友と平和の志し
  銃弾火炎に閉じ込めて  密林洞くつ 死にました 
  かなしかなし 身を突いて
  波は沖へと  沖封印
  ブロンド黒飴眼(あめめ)のガイドさん
           レンガの向こうが 見えますね ♪

4.むかしむかし若者が 東京沖縄往復(ゆき)ました
  ちがう季節は緋寒桜 名護から辺戸へさらわれて
  国頭(くにがみ)ヤンバル声もなく  密林闇夜 死にました 
  かなしかなし 身絞められ
  波は沖へと  沖封印
  コバルトブルーにジュゴンさん
           ミカさん夏日を 過ぎますね ♪

5.むかしむかし若者が 東京沖縄往復(ゆき)ました
  彼方の夏は  沖風鈴 ♪
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掲載は、沖縄ガラス風鈴 ブルー。
昔、紙面記事かで見た沖縄料理の店。ご夫婦で切り盛りしてる、評判の一品。いつか、この唄、店内でわめいてやろう、と意気込んでから久しい。最寄の私鉄沿線の駅前商店街の横丁でも、踏み切り渡った向こうでも、沖縄料理店は数増した。でも、どこにも入れないでいる。
この唄暗いから、塩まかれるのがコワいのか。やはり、泡盛でも注文しないと、唄わせてもらえないのか。酔ったフリして、見破られるのがオチなのか。まだ客になれないでいる。
映画「明日の記憶」の、大滝秀治さんのマネは、どう見ても不釣合いだ。

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どうってことない。水色眼(まなこ)の娘さんが小高い丘で、を目撃した。彼女は、その事件を承知で、そこに佇み、腰掛けたのか。声掛けるほど、外国語は自信なかった。
ある映画の製作発表があり、原作読んで、配役を想像して、役者さんを記載した。でも、それで終わった。しばらくして、主役を想像した、若いその俳優さんは、覚悟の死を遂げた。身体を酷使して、病を抱えて、隠していたらしい。それでもスターの死、の美学があったのだろう。常人では思いつかない、空を飛んでの最期である。伝説を残す計算なのか、その時の咄嗟の判断の誤謬なのか。ミステリアスにしてしまう無意識が、スターの証明なのか、わからない。でも、それはまさに劇的なものだったろう。
こちらにとって、せめてもの救いは、彼を主役にと準備して、面識をもって、からでなく、それ以前にご破算になったことである。
海が見える白い砂浜近くで、小旗を持った帽子の若いガイドさんが他の観光客といるのを見た。染めているのかな、という表情を察知してか、横顔しか見せてくれない彼女は、どう見てもブロンドの髪だったのだろう。そのくせ黒目は二つ見た記憶だ。
少女誘拐、殺害事件があった。自分もツアーで名護も辺戸岬までも行ったから、ニュース途中でも想った。
捧げる、といっても、部分である。他の暗い事件や、戦時中までも、背負わせる訳にはいかないだろう。
ひめゆりの塔」や「健児の塔」に献花する時でさえ、花束の向きを間違えたほどだから。あれは、死者に向けるのではなく、その反対、慰霊に来た観光客らに向けて花を見せるのだ。

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日本史教科書検定、軍指令の集団自決の件、あったかなかったか、自分には、わからない。島数も、村落数も、知らないし。
しかし。オール オワ ナッシングでなかろうことはわかるから、証言の数だけ事実があった。その雰囲気を支配するものが何か、考えよう。沖縄県民のこだわり、それはわかりたい。
「かなし」は、ウチナーグチでは「愛しい」である。

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イースター13日の金曜日があった月の最終日曜は、沖縄本土復帰40周年の、「昭和の日」。
NHK・FMで、沖縄ゆかりの名曲特集番組あり。司会は、鹿児島出身の若い男のアナウンサー。相方は、夏川りみさん。
彼は、さつまいもを、唐芋と呼んだ。それで育った、と言う。
沖縄の人が島に持ち込んで、それが更に薩摩へと伝播したそうな。持ち込んだ人がいたからこそ、後年の「フジヤマのトビウオ」こと古橋広之進のオリンピック優勝ならびに日本人の食糧危機回避もなった訳で、持ち込んだ人はさように崇敬の対象となった。
滝廉太郎作曲「花」♪とちがう、もうひとつの 喜納昌吉&チャンプルーズが名曲「花」♪が流された。
検索すると、滝廉太郎唱歌「お正月」の作詞者でもあり、クリスチャンでもあった。
ジュゴンと、マナティはやはりちがう。
大城美佐子と、古謝美佐子もちがう。