かいふう

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地震列島、その23。政府の地震調査研究推進本部、「ひずみ集中帯」を重点調査と研究。

kaihuuinternet2007-08-26

新潟県中越沖地震など、近年大きな地震が頻発している新潟から神戸にかけての「ひずみ集中帯」について、政府の地震調査研究推進本部は、来年度からこの地域の重点調査と研究を行うことを決めた。

文部科学省は来年度予算の概算要求に13億円を計上、大地震のメカニズム解明を目指す。

計画では、<1>陸域で5キロ、海域で約20キロの間隔で地震計を設置、観測の精度を高める<2>人工地震や音波を使った地下構造の調査<3>全地球測位システム(GPS)による地殻変動の連続観測――などを実施する。

ひずみ集中帯は、陸と海のプレートが押し合うことで、新潟〜神戸間の幅約50〜200キロの帯状に、断層や変形した深部の地層などの地殻のひずみが集中している。

推進本部では、これまでM7以上の地震を起こす恐れのある全国98の主要活断層などを対象に評価を進めてきたが、ひずみ集中帯は大規模調査の網がかかっていない空白域だった。(読売)