農林水産省は、各地に伝わる古里の味の中から「農山漁村の郷土料理百選」を決定した。
同省は今後、各料理にまつわる歴史や文化をパンフレットなどで発信し、地域活性化につなげる狙いだ。
選ばれたのは、きりたんぽ鍋（秋田）、かつおのたたき（高知）、馬刺し（熊本）など。「百選」は実際には９９品だが、残り１品は、各自が一押しの１品を選んでほしいとしている。
ホームページで公表したところ、同省には既に「どこに行けば食べられるの？」などと複数の問い合わせがあり、石狩鍋が選ばれた北海道の石狩市役所からは「地域振興の弾みになる」と電話が入ったという。
「百選」は各都道府県から推薦された料理の中から、７人の選定委員が一般からのインターネット投票も参考に選んだ。また、地域住民らに人気のある料理２３品も、別枠の「御（ご）当地人気料理特選」に決まった。
「御当地」の２３品は次の通り。
▽北海道 ウニ・イクラ丼、スープカレー▽岩手 盛岡冷麺（めん）、盛岡じゃじゃ麺▽宮城 牛タン焼き▽秋田 横手やきそば▽栃木 宇都宮餃子（ギョーザ）▽群馬 焼きまんじゅう▽埼玉 やきとん▽東京 もんじゃ焼き▽神奈川 よこすか海軍カレー▽静岡 富士宮やきそば▽大阪 お好み焼き、たこ焼き▽兵庫 明石焼き、神戸牛ステーキ▽広島 広島風お好み焼き▽福岡 明太子▽長崎 皿うどん・ちゃんぽん、佐世保バーガー▽熊本 太平燕（タイピーエン）▽宮崎 チキン南蛮▽鹿児島 黒豚のしゃぶしゃぶ（読売）
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食欲が、延命、更生させるなら、その料理は食する価値がある。
