かいふう

近未来への展望や、如何に。

『ダブルアタック』の彼、挑んだは最高峰。

北側から望むエベレスト

訃報を開けて、栗城史多という登山家を初めて知った。その名の読み方さえ、同様。Wikiで引く。道産子登山家の彼も、道内帯広動物園内「植村直己記念館・氷雪の家」に足を運んだか。植村さん最期の山マッキンリーから。二十代半ばまでに、六大陸最高峰を登頂制覇したのだから。しかし、彼の最期の山エヴェレストは、「単独・無酸素登山」はとてつもなかった。植村さんや、三浦さんを踏襲しての。クレバス落下防止用物干しやスキー滑降。そして野口健さんの「8000mでのビバークは無理」等のアドバイス。それでも、最高峰に際しての、指ぬき手袋使用、それが事実なら。後遺症からの、9指凍傷、切断。アマチュアでさえない者でも、そりゃないわ。言われた「否定の壁」への窮屈、「冒険の共有」故のネット「リアルタイム」中継への気疲れ、その負の分でも疲労困憊。35歳という働き盛り。起業家でもあり、会社の代表取締り役でもある。スポンサー企業には、自ら営業も兼ねて、数出向くだろう。登山してる本人の激しい息遣いが荒い胸に、スポンサーのワッペンは視聴者に映らねばならぬ。
先輩諸氏には、マーク・イングリスがエヴェレスト登頂、史上最初の両足義足者登頂成功。
調べたら、4月下旬、栗城史多さんと野口健さんは、そのエヴェレストですれ違ってるんだよね。握手さえしてる。野口さんがインスタグラムに載せてる。
文春オンラインで、森山編集所が、彼の事を載せている。分かりやすい。        右掲載写真は、旧名マッキンリー、現デナリ